アイザイア・トーマス

写真=Getty Images

昨年3月22日以来の出場で8得点2アシスト

昨シーズンのオフにナゲッツとベテラン最低保障額で契約したアイザイア・トーマスが、2月13日に本拠地ペプシ・センターで行われたキングス戦で、待望のデビューを果たした。

昨年の3月22日以来となる実戦で、トーマスは13分7秒プレーし、5本中2本の3ポイントシュート成功を含む8得点2アシストを記録。トーマスがコートに入った瞬間、会場のファンはスタンディングオベーションで歓迎し、シュートを決めるたびに大歓声が起こった。

試合後に『NBA TV』のインタビューに応じたトーマスは「緊張はしなかった。手術を受けてから11カ月で、ここまで長かった。また競い合うことができてうれしいし、コートに戻れて楽しかった。大好きなことをやれたよ」と、笑顔で語った。

欠場していた間も、若い選手の多いチームでリーダーとしての役割を担ってきたトーマスは「マイケル・マローン(ヘッドコーチ)からは、『君のままでいてくれ。リーダーとして、バスケットボール選手としてチームに加わってもらいたい』と言われた。リズムを取り戻せれば、自分はこれまでのようにチームを勝たせるためにプレーするし、プレーを決めて、点を取れるようになる。チームメートも自分を気に入ってくれる。これから徐々にリズムを取り戻して、このチームを次のレベル、つまりはプレーオフに導きたい」ともコメントした。

ナゲッツにとっても、万全の状態なら1試合20得点以上が見込めるトーマスは、後半戦で大きな戦力になる。これまではベンチ、ロッカーでチームを叱咤激励してきた『小さな巨人』が、今後はコート上でもチームを引っ張る。