バックスにとって、ホームでの41点差の敗戦はワースト2位の数字
東カンファレンス1位のバックスと2位のセルティックスが激突。東の頂上決戦だけに接戦が予想されたが、前半で28点差をつけたセルティックスがそのまま140-99の完勝を収めた。
セルティックスはジェイソン・テイタムが8本の3ポイントシュートを含む40得点を挙げ、ジェイレン・ブラウンも20本中13本のフィールドゴールを成功させて30得点と、ダブルエースが爆発した。また、チームのフィールドゴール成功率、3ポイントシュート成功率もともに50%超えと、終始試合を支配した。前節のウィザーズ戦を19点差で落とし、そこから見事なカムバックを見せたこともあり、ブラウンはチームの持つ安定感を強調した。
「僕たちは一年を通してかなり安定している。60勝に近づいていて、去年より良いチームになっている。いくつかの試合には負けたけど、悪い状態が2週間や1カ月続くことはなかった。僕たちはバウンスバックしてきたんだ」
この勝利により、バックスとのゲーム差は2に縮まり、セルティックスは第1シードでのプレーオフ進出に望みを繋いだ。だからこそブラウンは「シーズンをしっかり終えて、この先で何が起こるか見てみたい」と、プレーオフを見据えた。
ゲームハイの40得点を記録したテイタムは、この勝利を素直に喜びつつも、プレーオフでは同じ状況にならないと気を引き締める。「今夜は僕らがよくシュートを沈め、彼らはうまくシュートを打てなかった。オープンショットを何本も外していたし、彼らももっと良いプレーができたと感じているはずさ。もしポストシーズンで再び対戦することになれば、おそらくこのようにはならないし、タフな試合になるだろうね」
大差で敗れたバックスは、ヤニス・アデトクンボがチームハイの24得点を挙げたものの、次に続いたのが13得点のクリス・ミドルトンと特に先発陣の得点が伸び悩んだ。『ESPN Stats & Information』によれば、41点差のホームでの敗戦はフランチャイズ史上ワースト2位となり、先発陣の合計得点は今シーズンのワースト4位の数字だという。
アデトクンボは「プライドを持たないといけない」と言い、完敗を認めた。「もし集中せず、ハードにプレーしていなければ、彼らは僕たちを蹂躙する。単純なことだよ、心配するレベルじゃない。このことを頭に叩き込んで、どう対処するかは僕たち次第。同じようにプレーすれば、同じ結果になる。いくつかのことを修正し、競争しなければいけない」