ギャビン・エドワーズ

「ここ数日で成長を感じていますし、順調だと思います」

バスケットボール男子日本代表は現在、強化合宿を行っている。日本代表チームの強化を図るとともにメンバー争いは熾烈な戦いとなっており、それは帰化選手枠も同じだ。

近年はBリーグでプレーする外国籍選手の帰化が増え、ギャビン・エドワーズも今年の1月下旬に日本国籍を取得したばかり。今回初めて日本代表の強化合宿に参加し、「代表でやれるのは非常に光栄なことで、自分にとっても誇れるものだと思います」と喜びを語った。

エドワーズにとって初めての強化合宿になるが、「こうやって全員が集まってケミストリーの部分や(フリオ)ラマスヘッドコーチがやりたいことを練習している中で、ここ数日で成長を感じていますし、順調だと思います」と手応えを語る。

日本代表の帰化選手枠は一つしかなく、今回の合宿にはライアン・ロシターとエドワーズの2人が招集された。「日本に来てからライアンとはずっと試合をしているので、お互いのことは知り尽くしていて、彼は本当に素晴らしい選手です」とロシターを称えつつも、ライバルであることは変わりない。

「合宿では競い合っています。その中でも自分の強みはペイントコントロールをすることやリバウンド、スクリーンを掛けること。ビッグマンとして仕事をする中でラマスヘッドコーチからの要求に応えていくことが一番だと思っています」

ラマスヘッドコーチも先日の会見で「ライアンとギャビンを間近で見て、どういう選手かを知ることが大事だと思って選出しました」と語ったばかり。千葉ジェッツの強さを支える『走れるビッグマン』のエドワーズが代表合宿でもその強みを発揮できれば、オリンピックに挑む日本代表にとって大きな力となる。それはラマスにとって歓迎すべき出来事だが、選手選考にはこれまで以上に頭を悩ますことになりそうだ。