カーメロ・アンソニー

写真=Getty Images

「優勝するために必要なことをやるまで」

今夏サンダーからホークスにトレードされ、バイアウトを経てフリーエージェントになったカーメロ・アンソニーは、最終的に『相思相愛』のロケッツと契約した。ロケッツでは、昨シーズンのMVP受賞者ジェームズ・ハーデン、クリス・ポールに次ぐ3番手以下の立ち位置になる。9月24日のメディアデーに出席したカーメロには、シックスマン転向に関する質問が投げかけられた。

「その時が来たら話し合う」とだけ返答したカーメロは、あくまでもチームの勝利に貢献することしか考えていないと話した。

「自分の目標は、可能な限りベストな状態でトレーニングキャンプを迎えることで、チームが困難を乗り越え、優勝するために必要なことをやるまで」

サンダーに所属した昨シーズン終了後は「あり得ない」とベンチ出場に関して一蹴したが、今は受け入れる可能性を示唆している。何度もベンチ起用について聞かれたカーメロは、少し苛立った様子を見せ「その件に関する質問には答えたくもない」と答えながらも、「チームが優勝できるように力を貸す。それこそが、自分が成すべきこと」と続けた。

起用法は、トレーニングキャンプ、プレシーズンでのケミストリーを考慮した上で、ヘッドコーチのマイク・ダントーニが決める。もしカーメロが先発出場しても、連敗が続くようなことにでもなれば、ラインナップを変えざるを得なくなるはず。34歳のカーメロがシックスマンに転向するかどうかは、そう遠くない時期に結論が出されるはずだ。