ペリカンズ戦で起きたアクシデント、倒れた選手がデュラントの膝に
現地1月15日、ネッツのケビン・デュラントはペリカンズ戦の第2クォーターに左膝を痛めた。ペリカンズの選手がドライブを仕掛けた際、マークしていたブルース・ブラウンと衝突。バランスを崩したブラウンが後ろに吹っ飛んだ先に、デュラントの膝があった。デュラントは自分で立ち上がり、膝の感覚を確かめるように歩いたものの、相当な痛みがあったようでプレーを断念。そのままロッカールームに下がっている。
試合には120-105で勝利したものの、エースを失うのは大きな痛手だ。ヘッドコーチのスティーブ・ナッシュは「誰もあんなシーンは見たくないし、良い結果で済むことを願っている。ただ、検査結果がどうあれ、我々が成長して戦い続けなければいけないことに変わりはない」とコメントしている。
MRI検査の結果はグレード2の捻挫で、復帰までに4週間から6週間を要する。オールスターゲームは不参加となり、2月いっぱいを欠場すればネッツは20試合をデュラント抜きで戦うことになる。
デュラントはウォリアーズ在籍時の2017年2月末にも同じようなケガをしている。相手選手との接触で倒されたザザ・パチューリアの体重がデュラントの左ヒザに圧し掛かった状態になり、左膝の内側側副靭帯を痛めた。この時は5週間の欠場を経てレギュラーシーズン終盤に復帰し、プレーオフでは序盤こそ『試運転』だったものの次第に調子を上げ、NBAファイナルでは平均35.2得点とフル回転。レブロン・ジェームズを擁するキャバリアーズに4勝1敗で完勝を収める原動力となった。
ネッツは今後14試合のうち11試合が敵地での試合で、ホームではプレーできないカイリー・アービングを含む『ビッグ3』がどう機能するかを試すはずだったが、それは実現しなかった。それでも今回は軽傷ではなかったものの、シーズンを棒に振るような重傷でなかったのは不幸中の幸い。シーズンの最も大事な時期にデュラントが良いコンディションを取り戻すことを期待したい。