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葬儀に参列後チームに合流し先発出場

昨シーズン出場した79試合すべてで先発起用されたレイカーズのジョーダン・クラークソンだが、ルーク・ウォルトン体制ではシックスマンの役割を与えられている。

クラークソンは新たな指揮官の意向に従い、ベンチからチームにエネルギーを与える役割に順応しようと日々精進。そんなクラークソンに先発出場の機会が訪れたのは、現地10月15日に行なわれたウォリアーズとのプレシーズンゲームだった。

ルー・ウィリアムズが欠場したことで、慣れ親しんだ先発出場の役割に戻ったクラークソンだったが、本来なら喜ぶべきところを、複雑な胸中のまま試合に臨まなければならなかった。

先週、クラークソンにとって幼い頃からの友人キャメロン・ムーアが、マケドニアのプロバスケットボールリーグに所属するAVオーリッドでの練習中に急死した。クラークソンは、葬儀に参列するためにウォリアーズ戦の前日にチームを離れ、翌日ラスベガスでチームに合流した。

クラークソンはウォリアーズ戦後、「この48時間は辛かった。でも、コートでプレーしている間は考えなくて済むから」と、『LA Times』にコメント。ウォリアーズ戦では30分の出場で15得点3リバウンド1アシストを記録した。

ウォルトンは試合後、クラークソンの心情を察し、こう語っている。

「彼の年齢で今回のようなことに対処するのは簡単ではない。ましてや試合に出場することもね。それでも彼は素晴らしい姿勢で、すべてのことにハードに取り組み続けてくれている」

ルー・ウィリアムズの欠場で久しぶりに先発の機会が訪れたが、クラークソンに余計なことを考えないようにさせる為のウォルトン流の気づかいだったのかもしれない。