ジェイレン・ブラウン

指揮官「逆境を戦い抜く精神的なタフネスが欠けている」

現地1月6日、セルティックスはニックスと対戦し、最大25点ものリードを奪ったものの、第3クォーターの中盤から失速し、105-108での逆転負けを喫した。

前半だけで6本中4本成功と3ポイントシュートが当たっていたエバン・フォーニエを起点としたニックスのオフェンスを後半は止めることができず、後半だけでフォーニエに3ポイントシュート8本中6本も決めさせてしまった。それにより点差を詰められてしまい、最終クォーター残り4分で96-96と同点に追いつかれた。その後は拮抗したがRJ・バレットにブザービーターとなる3ポイントシュートを決められ105-108で敗れた。

セルティックスはジェイソン・テイタムが36得点、ジェイレン・ブラウンが16得点、ベンチから出場したデニス・シュルーダーが20得点を挙げたものの勝利には至らなかった。

指揮官のイメイ・ユドカは「最後のプレーどうこうじゃない。そこに至るまでがすべてだった。私たちにはリーダーシップが必要だ」と振り返り、こう指摘した。「逆境を戦い抜く精神的なタフネスが欠けている。世界の終わりでもないのに、みんな動揺してしまうんだ。まだ12点のリードがあるんだから、失点を止めればいい。時間とスコアを把握する必要がある」

今シーズンのセルティックスはここまで18勝21敗で東カンファレンス11位と苦戦している。シーズンが開幕して2カ月半がたつが、チームが向上しているようには感じられない。それでもブラウンは「僕たちはまだ良いチームになれると思う」と前向きに語った。

「周りの人たちはそれを聞くことにうんざりしているかもしれないし、信念や信頼を失ったとも思う。それでも僕は揺るぎないものを持っているんだ」

「僕たちはまだ良いチームになれると思う。その証拠に、これまでにも何度か良いプレーを見せてきた。それに僕は長期離脱を余儀なくされて、復帰を目指しているところだ。コロナで休んでいる選手もいる。それは他のチームも同じだから言い訳にはならないけど。でも、もし『君はまだ信じているのか?』と聞かれたら、他の誰かが信じるかどうかは関係なく、僕は100%信じている」