ポール・ジョージ

カワイ・レナードに続き、両エースが揃って戦線離脱

クリッパーズは右肘を痛めているポール・ジョージの離脱を発表した。3週間から4週間はプレーせずに様子を見て、そこからあらためて検査を行うため、1カ月以上の戦線離脱となりそうだ。

ジョージは現地12月6日のトレイルブレイザーズ戦で肘を捻挫し、靭帯を痛めた。5試合を欠場した後、復帰戦となったスパーズとの試合では問題なくプレーできたが、続きキングス戦を終えて「何度か接触があり、プレーに影響があった。このまま行けるかどうか分からなかった」とコメントしている。

昨シーズン終盤にカワイ・レナードが右膝の前十字靭帯部分断裂で戦線離脱。復帰は今シーズンの終盤と見られている。カワイ不在の間、昨シーズンのプレーオフから現在に至るまでクリッパーズを牽引してきたのがジョージだ。カワイと並ぶスター選手でありながら『2番手』の位置にいたが、カワイ離脱後にチームを引っ張る責任感を前面に押し出すことでパフォーマンスが向上。持ち味であるシュート力だけでなく、攻守のあらゆる面でステップアップした。

そのジョージの離脱はチームにとって大きな痛手だ。チームはここまで17勝15敗で西カンファレンスの5位。カワイに続いてジョージまで長期離脱となると、この順位をキープすることがチャレンジとなる。

レジー・ジャクソンとマーカス・モリスが健康安全プロトコル入り、控えビッグマンのアイザイア・ハーテンシュタインも足首のケガで離脱中と、クリッパーズは苦しい状況に追い込まれた。