強力インサイド陣がレバンガ北海道を圧倒、栃木ブレックスが85-71で勝利し東地区首位をキープ
2016/10/14 07:20

文=丸山素行 写真=B.LEAGUE

試合巧者の栃木がインサイドの強みを生かして優位に立つ

木曜ナイトゲーム開催となったレバンガ北海道vsブレックス栃木の一戦は、東地区首位の栃木が力を見せつけ85-71で勝利した。

序盤は2本の3ポイントシュートと鋭いドライブから10得点を記録した野口大介が牽引する北海道に先行されるが、栃木は古川孝敏の2本の3ポイントシュートで差を詰める。渡邉裕規のディフェンスを切り裂くバウンドパスがゴール下のジェフ・ギブスに渡り、反応が一歩遅れた桜井良太のファールを誘ってバスケットカウントの3点プレー。これで栃木が逆転して第1クォーターを終える。

第2クォーターに入ると、栃木の持ち味である強固なチームディフェンスが北海道を苦しめる。コートに立つ5人が連動したディフェンスでインサイドに起点を作らせず、その間に田臥勇太からのパスを受けたライアン・ロシターのワンマン速攻、竹内公輔のジャンプショットで点差を広げていく。北海道は折茂武彦の3ポイントシュートで反撃するも及ばず、39-29と栃木が2桁のリードを保って前半が終了した。

迎えた後半は北海道が攻勢に出て、野口の3ポイントシュートとダニエル・ミラーの1対1からの得点で5点差まで詰め寄るも、栃木はそこから田臥のセカンドブレイクで流れを断ち切り、ロシターやギブスがインサイドを攻略して、58-47とリードを広げて最終クォーターを迎えた。

試合巧者の栃木はピック&ロールからインサイドへの展開で着実にシュートファールを誘い、フリースローやゴール下のシュートで着実にスコアを伸ばしていく。

北海道はキャプテンの多嶋朝飛がボールへの執念を見せ、アグレッシブなディフェンスからのスティールで反撃。ブライアン・フィッツパトリックによる3ポゼッション連続得点もあり、逆転へ望みをつなぐ10点差まで詰め寄る。

しかし、強引な攻めはリスクもはらむ。多嶋のターンオーバーから走ったロシターがバスケットカウント、これで流れは再び栃木に。その後もインサイドを攻め立てた栃木が2桁のリードを守ったまま勝利をモノにした。

随所に好プレーを見せた北海道にとっては「次に繋がる敗戦」

栃木はロシターが29得点13リバウンド(うちオフェンスリバウンドが7)と圧巻の活躍を見せた。さらにはギブスが11得点7リバウンド、竹内が8得点9リバウンドを記録。高さにアドバンテージを持つ栃木はオフェンスリバウンドで北海道の7に対し15と圧倒し、セカンドチャンスポイントでダメージを与えた。また、インサイド攻めの威力を物語るフリースローの数は北海道の6本に対し25本と大差を付けた。

もっとも、結果的には14点差で敗れた北海道も、折茂の要所での3ポイントシュートや多嶋のハッスルプレー、ミラーの高い得点力など随所に好プレーを見せており、明日の第2戦に繋がる内容ではあった。水野宏太ヘッドコーチも、「第2クォーターで試合の流れを渡してしまったこと」と敗因を語りながらも、「しかし、離されてからもう一度追い付く流れにしたところは、チームがしぶとく戦えることができるようになってきた証拠であると思うのでプラス」と手応えも得ている。

逆に勝った栃木のほうが、試合後のコメントには反省が多かった。栃木を率いるトーマス・ウィスマンは「勝利はしたものの自分たちの理想の勝利ではなかった。試合のテンポとしては北海道がやりたいペースで試合を運ばれて、コントロールされてしまった」と語る。竹内も「ディフェンス面が特に悪かった。オフェンスもいいシュートを決められなかったし、ターンオーバーも多かった。負けててもおかしくないスタッツだった」と試合を振り返った。

北海道がハードでアグレッシブなプレーで突き抜けるか、栃木がディフェンスを修正して本来のゲーム運びに持ち込むか。14日の第2戦はより熱い戦いになりそうだ。

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