フリースローだけで20得点を獲得
群馬クレインサンダーズvs信州ブレイブウォリアーズの第1戦は、群馬が90-87で勝利し、今シーズン初の3連勝をマークした。
群馬は信州に2本の3ポイントシュートを許すなど、開始3分で3-10と先手を取られた。トレイ・ジョーンズの3ポイントシュートやマイケル・パーカーのアタックもあり、徐々にリズムをつかみ始めたが信州のタフな守備に苦戦し、ターンオーバーからの失点、そして5本中4本の3ポイントシュートを許したこともあり、20-27で第1クォーターを終えた。
38-45で迎えた第3クォーターの立ち上がり、ジョーンズが緩急をつけたドライブから3点プレーとなるバスケット・カウントを決めて、41-45と点差を縮める。さらに群馬は残り7分半でアンソニー・マクヘンリーから個人4つ目のファウルを誘発した。しかし、マクヘンリーがいなくなった信州がインサイドへのダブルチームを徹底したことで、逆に群馬のオフェンスのリズムが崩れ始める。
野本建吾、五十嵐圭の3ポイントシュートで立て直し、ジャスティン・キーナンの3点プレーなど3点攻勢で一時逆転に成功したが、ジョシュ・ホーキンソンに連続で得点を許し、64-67で第3クォーターを終えた。
最終クォーターになると守備の強度を上げた信州のファウルが混み始める。群馬はそれを見逃さず、開始約2分でキーナンが信州のチームファウルが5に到達するバスケット・カウントを奪う。キーナンの3点プレーにより、69-70と1点差に迫ったが、直後に西山達哉に3ポイントシュートを許すなど、なかなか追いつくことができない。それでも、群馬は相手のファウル状況を見て、キーナンを中心にインサイドで攻めていく。
71-73で迎えた残り6分、笠井康平が身体を張ったディフェンスで岡田侑大からターンオーバーを誘発し速攻へと転じようとしたところで、マーシャルからアンスポーツマンライクファウルを奪うことに成功した。キーナンがここで得たフリースローを2本とも決めて、73-73とついに同点に。
同点のチャンスを生んだ笠井は、今度は緩急をつけたドライブで西山からバスケット・カウントを奪って、76-73と群馬が抜け出す。その後、残り1分半で前田怜緒に3ポイントシュートを許し81-83と逆転されたものの、パーカーとキーナンの得点もあり、最終スコア90-87で勝利した。
群馬はキーナンが21得点(うちフリースローで12得点)6リバウンド、パーカーが17得点9リバウンド、ジョーンズが15得点4リバウンド4アシスト4スティールを記録。特に積極的なアタックで次々と信州からファウルを奪い、フリースローだけで20得点(信州は8点)を獲得した。
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