ラッセル「今日の結果はチームにとって大きい」
11月上旬に6連敗を喫して失速し、早くもプレーオフ争いは厳しいかと思われたティンバーウルブズだったが、今月中旬からはチームの立て直しに成功している。
現地11月29日にホームで行われたペイサーズ戦でも主力がチームを引っ張り、100-98で勝利。接戦を制して直近8試合で7勝目を記録し、シーズン戦績も11勝10敗としている。
前半を48-57で終えたウルブズは、第3クォーターにカール・アンソニー・タウンズが16得点を記録して逆転すると、94-94の同点で迎えた第4クォーター残り52.4秒にはマリーク・ビーズリーの3ポイントシュートで勝ち越し、最後はディアンジェロ・ラッセルのフリースローで勝利を手中に収めた。
ウルブズはタウンズが32得点、ラッセルが21得点に今シーズン最多の11アシスト、アンソニー・エドワーズも21得点9リバウンド5アシストで勝利に貢献した。
タウンズは、直近の試合で唯一敗れた敵地でのホーネッツ戦と今日の試合を比較し「シャーロットでの試合と異なるのは、後半にチームとして挽回できたということ」とコメント。ウルブズは後半の失点を41得点、ペイサーズのフィールドゴール成功率も29.3%に封じた。タウンズは「後半に41得点だった相手を笑うつもりはないけど、自分たちがしっかり修正できたということだし、ウルブズのバスケができた」と続けた。
ペイサーズと同様に東カンファレンスの実力者であるセブンティシクサーズとの接戦(ダブルオーバータイムの末に121-120で勝利)にも勝ったウルブズは、着実にチームとして成長している。ラッセルは「強豪との対戦という試練を乗り越えられると、次の試合、目の前の重要な瞬間への良い準備になる。今日の結果はチームにとって大きい。良い守備ができたよ」と語った。
11月を良い形で終えたウルブズは、12月の頭から敵地でウィザーズ、そしてネッツと対戦する。シクサーズ、ペイサーズとの1ポゼッションゲームを制した彼らは、再び試練に挑む。