JJ・レディック

写真=Getty Images

シューターがいないレイカーズでフィットしていた可能性も

シャープシューターのJJ・レディックは、昨シーズンのセブンティシクサーズの成功を支えたベテランの一人。このオフにフリーエージェントになった際、ペイサーズからも好条件のオファーが届いたが、熟考した結果、シクサーズと再契約を結んだ。

『ESPN』のポッドキャスト番組『Zach Lowe on The Lowe Post podcast』に出演したレディックは、シクサーズ、ペイサーズの他にも複数のオファーがあったことを明かした。その中には、レイカーズからの話もあったという。

もしレディックが、レブロン・ジェームが加入したレイカーズに移籍していたら、レブロン、ラジョン・ロンド、ロンゾ・ボールからのキックアウトをウィングやコーナーで受け、3ポイントシュートを決める流れが想像できる。今のレイカーズのロスターを見てみると、レディックのような『ストレッチ型』が少ない。おそらくジョシュ・ハート、ランス・スティーブンソン、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、カイル・クーズマがコートを広げる役割を担うだろうが、彼らは3ポイントシュートのスペシャリストではないため、それが重圧になってプレーが乱れる可能性はある。

レディックは、契約するチームを決める前に、どのチームに最もフィットするかを考えた。絶妙なドリブルハンドオフでチームオフェンスを活性化させたドマンタス・サボニスが所属するペイサーズでプレーすることも面白いと考えたと語ったが、最終的には、キャリアハイとなる平均17.1得点を記録し、大躍進を遂げた昨シーズンのフィーリングを信じ、ジョエル・エンビードとベン・シモンズが中心のシクサーズに戻ることを決めた。

もし、キャリア3ポイントシュート成功率41.5%のレディックがレイカーズを選択し、レブロンとプレーしていたら、どうなっていただろう。『たられば』を言っても仕方がないが、非常に興味深いチームになっていたはずだ。