スペンサー・ディンウィディー

2014-15シーズン以来となる開幕12試合を終えて9勝3敗

オフシーズンに主力に新メンバーを加えたウィザーズは、現地11月13日に敵地でマジックと対戦し、104-92で勝利した。ウィザーズは前半に20-0の猛攻で主導権を握って勝利し、2014-15シーズン以来となる開幕12試合を終えて9勝3敗という好成績を収めている。

この試合を制したことでウィザーズは東カンファレンスの首位に立った。ゲームハイの23得点に加えて11リバウンド6アシストの活躍を見せたスペンサー・ディンウィディーは「僕にはあらゆる状況に対応できる技術が備わっていて、そこに関しては自分でも誇りに思っている」と語った。

「アシストで貢献できる時もあれば、リバウンドの時もある。ペイント内でのプレーの時もあれば、ミッドレンジからの得点になる場合もある。もちろん、3ポイントシュートの時もね。選手として『万能性』という要素が備わっていれば、いつでも好きなタイミングでやりたいプレーができるんだ」

ディンウィディーと同様に今シーズンからウィザーズでプレーするカイル・クーズマは、17得点10リバウンドを記録。彼は試合後の会見で、この日ベンチから8得点6リバウンドを記録したNBA2年目のデニ・アブディヤの成長について「彼は試合に良い影響を与えてくれている」と高く評価した。レイカーズ時代に優勝も経験したクーズマは、与えられた多くの役割を忠実にこなしてきた。だからこそ、アブディヤたち若手に伝えられることがある。

「僕も経験したことだけど、若手には些細な部分を磨くべきと伝えているんだ。このリーグでは、いつになるかは分からないにしても、全員に必ずチャンスがやって来る。僕の場合は、この2年間でディフェンスやリバウンド、あらゆる部分を磨いてきた」とクーズマは言う。

「デニは、まさに今そうした部分に取り組んでいて、どの試合でもチームに良い影響を与えてくれている。リバウンダーとして過小評価されている選手だよ。いつも正しいプレーをしていて、素晴らしい仕事をしている。攻撃から守備への切り替えも早いし、チームメートのためにプレーメークもして、適切なパスも出せて、シンプルなプレーを続けている」