JJ・レディック

現役時代から続けたポッドキャスト番組で企画力とトーク力は実証済み

先月に現役引退を発表したJJ・レディックが、『ESPN』でアナリストとなることが決まった。11月3日のネッツvsホークスの試合を担当するのが、アナリストとしてのデビュー戦となる。

デューク大で活躍した後、2006年のドラフト全体11位指名でマジックに加入したレディックは、その後にバックス、クリッパーズ、セブンティシクサーズ、ペリカンズ、マーベリックスとキャリア15シーズンで6チームを渡り歩いた。キャリア平均で41.5%の成功率を記録した3ポイントシュートが彼の代名詞。ただシュートスキルが高いだけでなく、コート上の敵と味方の動きを把握して先読みし、自分のスポットを作る『読みの力』に優れており、それはアナリストとしても生きるはずだ。

『ESPN』からの発表の中で、レディックはこうコメントしている。「NBAでの15シーズンで学んだことを生かし、自分が大好きなバスケについて意見できるのは素晴らしいことだと思う。素晴らしい組織でセカンドキャリアをスタートさせられる」

レディックは現役時代から自分のポッドキャスト番組を立ち上げ、その時々のNBAのホットな話題について語り、スター選手をよくゲストに招いていた。『ESPN』が白羽の矢を立てたのも当然のことと理解できる。

レディックは引退声明で「僕のバスケ人生は30年前、家の裏庭のコートで始まった。そこで僕の夢が生まれたんだけど、現実はその夢をはるかに超えるものだった」とコメントしている。現役を引退しても、彼とバスケの関係が途絶えるわけではない。彼はまだまだNBAで、その存在感を発揮することになりそうだ。