宇都宮ブレックス

比江島が2試合連続20得点越えのハイパフォーマンス

昨シーズンのファイナルの再戦となった宇都宮ブレックスvs千葉ジェッツの水曜ナイトゲームは、思いがけぬ一方的な展開となった。

序盤はインサイドを強調する宇都宮に対し、千葉はアウトサイドシュートを中心に組み立て、拮抗した展開が続いた。だが、インサイドアウトから鵤誠司が3ポイントシュートを沈め、遠藤祐亮と比江島慎も3ポイントシュートで続くなど、内外バランスの良い攻めを見せた宇都宮が27-19とリードして第1クォーターを終えた。

その後も宇都宮がオールコートやゾーンを交える多彩なディフェンスで千葉のオフェンスを惑わす。特に前節のアルバルク東京戦で26得点を挙げた富樫勇樹を4得点、ここまでチームトップとなる平均17.8得点を記録しているクリストファー・スミスを2得点に抑え、速攻を1本も許さなかったことで相手に主導権を渡さなかった。終盤にはスコットとアイザック・フォトゥのセカンドチャンスポイントが飛び出し、遠藤の速攻も決まる。前半のターンオーバー数をわずか3に抑え、一方で千葉から8つのターンオーバーを引き出した宇都宮が48-33と大量リードを奪った。

後半開始1分半、勢いが止まらない宇都宮は鵤の3ポイントシュートで早くも点差を20の大台に乗せた。千葉は焦りからか、イージーシュートも決めきれず、ペイントエリアの得点が伸びない。3ポイントシュートを徹底的にケアされる中、富樫が連続でドライブを成功させるも、比江島のドライブや宇都宮のインサイドプレーを止められずに点差が縮まらない。さらにシュートファウルか否かの判定にフラストレーションを溜めた富樫がテクニカルファウルをコールされてしまう。その後、原修太とスミスの連続3ポイントシュートが決まりリズムに乗りかけたが、3連続セカンドチャンスポイントを許し、20点ビハインドで第3クォーターを終えた。

その後、宇都宮は赤穂雷太に速攻を許し、ジョシュ・ダンカンに3ポイントシュートを決められるなど失点がかさんだが、宇都宮を慌てさせるには至らない。宇都宮は比江島がドライブに合わせと6連続得点を決めて流れを渡さなかった。要所を締めつつ時計を進めた宇都宮が最終スコア100-75で勝利した。

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