カリー以外のメンバーも奮闘しレイカーズに勝利
ウォリアーズvsレイカーズの2021-22シーズン開幕戦は、6選手が2桁得点を記録したウォリアーズが121-114での逆転勝利を収めた。
前半はレイカーズのWエース、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスに確率良くシュートを許し、ウォリアーズが追いかける展開が続いた。レブロンは前半だけでフィールドゴール10本中7本成功の18得点を挙げ、デイビスもフィールドゴール16本中9本成功の20得点をマークした。
レブロン&デイビス中心に攻めるレイカーズに対し、ウォリアーズはステフィン・カリーが厳しいマークを受け思うようにシュートが打てない。前半はフィールドゴール10本中わずか3本しか決まらず、3ポイントシュートも4本中1本の成功に留まった。それでも、アンドリュー・ウィギンズやアンドレ・イグダーラの奮闘もあり、一時は2桁あった点差を1桁に戻して前半を終えた。
53-59で迎えた後半。ウォリアーズはゾーンディフェンスを敷き、レイカーズのリズムを崩すことに成功すると、ジョーダン・プールの3ポイントシュートが決まり、開始約3分で61-61と同点に追いついた。しかし、その直後にケント・ベイズモアの3ポイントシュートにレブロンのミドルジャンパー、さらにターンオーバーからの速攻を許してレイカーズに0-7のランを決められ、再び追いかける展開に。
カリーは引き続き厳しいマークを受けたが、それを逆手にとって味方のスペースを作り出してオフェンスを活性化していった。また、前半はリズムに乗れず4得点に留まったプールが、後半は3ポイントシュート4本成功の16得点を決める活躍でチームを牽引。前半はチーム全体でも3ポイントシュート16本中4本成功に留まったウォリアーズだが、後半は23本中10本を沈めた。さらに、3ポイントシュートが決まるようになったことで、ペイントアタックも生き始め、アウトサイドシュートにドライブ、ハイローと外と中からバランス良く得点を重ねることで第4クォーターを38-29と圧倒し、最終スコア121-114で勝利した。
カリーは、試合を通して3ポイントシュートは8本中2本成功に留まったものの、フリースローでは最多の9得点を記録。さらに、自分を囮にして仲間を生かすプレーに徹したことで、21得点10リバウンド10アシストとキャリア8回目となるトリプル・ダブルを記録した。
プールが20得点、ウィギンズが12得点7リバウンド、セカンドユニットのネマニャ・ビエリツァが15得点11リバウンド4アシスト、デイミオン・リーが15得点、イグダーラが12得点と、ウォリアーズはバランス良く得点を重ねた。
一方のレイカーズはレブロンが34得点11リバウンド5アシスト、デイビスが33得点11リバウンドを挙げたものの、2桁得点はこの2人のみに。新加入のラッセル・ウェストブルックはなかなかチームと噛み合わずに、35分の出場で8得点に留まり、出場していた間の得失点差を表すプラスマイナスはワーストの−23となった。