富樫勇樹×河村勇輝

福岡と佐賀で、10月17日14時35分からバスケ特番を放送

10月17日の14時35分から、福岡と佐賀を放送エリアとする『RKB毎日放送』にて、『∞無限大アスリート∞ “100万分の1″に会ってきた』が放送される。このバスケ特番で、富樫勇樹×河村勇輝のテレビ初共演が実現した。2人はポイントガードであること、『ユウキ』という名前、そして身長が低いにもかかわらず日本のバスケを引っ張る活躍をしている、という共通点がある。

福岡第一から東海大へと進み、Bリーグでも三遠ネオフェニックス、横浜ビー・コルセアーズでプレー経験のある河村は、東京オリンピックに出場した富樫について「身長の差をものともせず、オリンピックや世界大会で活躍しているのを見て、自分も富樫選手のような選手にならないといけないと思いました」と、率直にあこがれの気持ちを語る。

その富樫は、河村と同じ背が低いという共通点について(富樫は167cm、河村は172cm)、こう語っている。「バスケは身長が高いに越したことはない。だからと言って低い身長でやっているからとあきらめるわけじゃないですし、小さくても使ってもらえる、信頼してもらえるようなプレーを見せ続けるしかない。八村選手が点数を取って活躍しているのと僕がコートに立っているのは違う意味があると思っているので、一人でも多くの人に何かを感じてもらえるように努力していきたい」

ちなみに、河村が初めてプロチームと対戦したのは高校3年生の時の天皇杯、富樫が所属する千葉ジェッツだった。当時、高校バスケ界で圧倒的な実力を持つ福岡第一は、河村を軸に高校生らしいスピードと運動量でB1の強豪相手に素晴らしいチャレンジを見せ、敗れはしたが大善戦をしている。

河村は「プロの洗礼を受けましたね」と苦笑いでこの試合を振り返るが、富樫も「たまたまデビュー戦が千葉ジェッツなんて本当に嫌でした」と同じく苦笑い。「高校界だけじゃなく、それを飛び越えて日本バスケットボール界の全員が知っている選手に高校の時点でなっていたし、そういう選手と同じポジションでたまたま同じ名前でと、いろんなつながりで対戦する機会になり、うれしい気持ちもありましたけど、その試合に関しては嫌でした」と語る。

2人とも短い髪をセットして試合に臨むのも共通点。富樫を真似しているのではないか、とツッコまれた河村は「意識してはいないのですが、結果的に似ちゃっているならそうなのかもしれない」と笑顔で返すものの、富樫は「横浜で対戦した時に髪を下ろしてきてて『カブらないようにしてきました』と言ってました」と暴露。どうやら寄せている部分は多少なりともあるようだ。

富樫は28歳、河村は20歳。人気と実力を兼ね備えた2人の『ユウキ』は今後も日本のバスケ界を引っ張っていく気持ちを強く持っている。富樫が「日本のバスケット界を少しでも盛り上げられるように、一人の選手として貢献できればと思います」と語れば、河村は「今回のオリンピックで日本代表が戦っている姿を見て、自分も一員となって戦ってみたい気持ちが芽生えたので、今できることを精一杯やって、夢の実現に向けて頑張っていきたい」と返し、お互いの健闘を誓った。

番組はこの2人の共演だけでなく、MCを務める田村裕と朝日奈央により様々な企画が登場する。福岡県出身選手として金丸晃輔とベンドラメ礼生が出演。またHKT48の松本日向がリポーターとなり、大濠の1年生ビッグマン川島悠翔の練習風景に潜入する企画など、盛りだくさんの内容となる。