グリフィンは得点とリバウンドで復帰以後の最高成績を記録。
NBAを代表する『ダンクアーティスト』がコートで躍動した。4月17日にステイプルズ・センターで行なわれたトレイルブレイザーズとの西カンファレンス1回戦第1戦で、ブレイク・グリフィンが復帰後ベストとなる19得点12リバウンドを記録し、115-95での勝利に貢献している。
グリフィンといえば、今のNBAで滞空時間の長い、美しいダンクを決められる『ダンクアーティスト』として知られる。NBAを見始めたファンにとっては、スラムダンクと言えばザック・ラビーン&アーロン・ゴードンかもしれないが、グリフィンは現役トップクラスのダンクマシーンだ。
ブレイザーズ戦では、試合開始早々にディフェンスについたデイミアン・リラードが吹き飛ぶほどのフィジカル戦を制すと、211センチのメイソン・プラムリー越しにダンク!
Move over. #BlakeDoingBlakeThingshttps://t.co/YHnuynkjoB
— LA Clippers (@LAClippers) April 18, 2016
第3クォーター序盤には、ポイントガードのクリス・ポールからの浮き球パスを両手でつかんで叩き付けた。この時も、身体を寄せたプラムリーをものともしないパワーダンクで勝った。
Blake Griffin, dunk artist. #BlakeDoingBlakeThings https://t.co/hNCsFuNP3x
— LA Clippers (@LAClippers) April 18, 2016
2009年のドラフト全体1位で指名されたグリフィンの名前が世界中に知れ渡ったのは、その翌年の2009-10シーズンだった。
グリフィンは、1年目のシーズン開幕前に左ひざを骨折して全休。実質デビューイヤーとなった2010-11シーズン、グリフィンは1年目にしてオールスターゲームに出場。連日連夜レギュラーシーズン戦で驚愕のダンクを披露し続けたことが話題となり、オールスターウィークエンドに開催されたダンクコンテストにエントリーすると、『人間越え』でもなく、ゴードンが見せた『マスコット越え』でもなく、『自動車越え』という離れ業を披露したのだ。
今シーズン後半戦は軽率な行動によるケガで長期離脱したが、チームにとって最も重要な時期に合わせるかのように調子を上げてきている。