写真=シーホース三河

スローガンは「Clear one’s mind. Make a beeline for king.」

シーホース三河は明日(10月1日)、Bリーグとなって初のホーム開幕戦を開催する。記念すべき開幕カードの相手は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ。同じ愛知県を本拠地とするダービーマッチが、ホーム開幕戦で実現することになった。

昨シーズンのNBLではファイナルで逆転負けを喫し、『NBL最後の王者』の称号を逃したが、それだけに選手たちは並々ならぬ気迫で開幕を迎えている。先週末に行われた滋賀レイクスターズとのアウェーゲーム第1戦、逆転勝利を収めた後にキャプテンの橋本竜馬は「選手は情熱を持ってプレーしています。まだ世界に通用しないところはありますが、バスケットボールに真摯に打ち込んでいきます」とBリーグに懸ける思いを涙ながらに語った。

新たに青をチームカラーに加え、「アイシン」から「シーホース」へと変貌を遂げたチームのスローガンは「Clear one’s mind. Make a beeline for king.」。名門クラブの自負と意気込みが熱く伝わってくる。橋本に限った話ではない。比江島慎が、金丸晃輔が、桜木ジェイアールが、アイザック・バッツが、Bリーグという舞台で新たな伝説を作るべく意欲を燃やしているのだ。

三河と名古屋D、対照的なバスケットが激突する

今週末のホーム開幕戦に掲げたテーマは「Be.1」。新たなリーグで王者になること、チームとファンが一体になること、一番の笑顔になれる場所を目指すこと、という意味が込められている。

1日にはスペシャルゲストとして、プロ野球の中日ドラゴンズで長く活躍した山本昌を迎えてトークショーと「始球式」を行う。また、チームのチアリーダーである「Super Girls」も新メンバーを迎えてホームでのお披露目。さらにはチームカラーに青が加わり、ホームユニフォームも青・黒となったことから、クラブのオリジナルグッズも青を基調としたデザインが増え、会場で発売される。

もっとも、新しいリーグになって初のホーム開幕戦を「お祭り」として浮かれ気分で迎えるわけにはいかない。対戦相手の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは大幅な若返りを図り、攻守ともに全員プレーでガンガン走るスタイルが特徴。継続路線のチーム編成、スピードよりも高さとパワーを前面に押し出すシーホース三河とは対照的で、この両者のバスケットのぶつかり合いも興味深い。

いよいよ迎えるBリーグ初のホームゲーム、名古屋ダイヤモンドドルフィンズとの2連戦。1日(土)は14時10分、2日(日)は14時の試合開始、両日ともに会場はホームアリーナのウィングアリーナ刈谷となる。

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