「将来、おじいちゃんから孫の代まで継がれるようなチームになってほしい」
横浜ビー・コルセアーズは昨日、2021-22シーズンの出港式を行った。
出港式では9月15日より代表取締役に就任した白井英介が挨拶を行い、続いて、今シーズンよりチームの指揮を執る青木勇人ヘッドコーチが新シーズンの意気込みを語った。
「2011年のビーコル誕生とともに選手としてこのチームに携わり、6年間を過ごした後、一度離れて、今回このチームで仕事をできるチャンスをいただきました。このチームが将来、おじいちゃんから孫の代まで継がれるようなチームになってほしい」と青木コーチは語ると、バスケット面についてこう続けた。
「バスケットに関しては、昨シーズンの良い流れを継続しながら、新しいことにトライしてきたいです。ディフェンスでは全員で一つのボールを守り、オフェンスではみんなで正しい判断を素早くしながら、全員が素晴らしいシュートを探すような連動したバスケットをしていきたいです。選手たちのそれぞれの特徴を生かしながら、素晴らしいバスケットを展開してきたい。長いシーズンの中で一番大切なことはケミストリーです。いろいろな選手やスタッフとコミュニケーションを取りながら、最後の最後まで成長を続けるチームでいたいです」
U18のジェイコブス晶と特別指定選手契約を締結
キャプテンを務める生原秀将は「コート内外でリーダーシップを発揮していきたい」と意気込みを語ると、チームの雰囲気について「コミュニケーションを取れる選手が多く、毎日の練習も楽しくて、良い方向に向かっていると思います」と続けた。
そして「全員が発信力があって、みんながそれぞれの意見を言えるような組織になりたいです」と目指すチーム像を明かし、新シーズンの目標を「チャンピンシップ進出です」と力強く語った。
また、式の最後に竹田謙GMより、横浜のU18に在籍しているジェイコブス晶と特別指定選手契約を結んだことが発表された。なお、17歳5カ月11日での入団となり、B1史上最年少になる。
2004年生まれのジェイコブスは、200cm83kgのポイントガード兼シューティングガード。神奈川県横須賀市で生まれ、その後はカリフォルニア州で生活し、2020年12月に日本に帰国して、2021年1月に横浜のユースチームに入団した。
ジェイコブは「とても良い経験になると思いますし、チームの力になりたいので頑張ります」と意気込みを語っている。