グリズリーズにはウェイブを求める可能性大
現地9月10日、レイカーズはマルク・ガソルをグリズリーズにトレードしたことを発表した。このトレードでの見返りとして、レイカーズはグリズリーズからワン・ジェリン(2016年のドラフト全体57位)との交渉権と金銭を獲得している。
東京オリンピックでスペイン代表からの引退を明言したガソルは、レイカーズでの2年目をプレーするかどうか疑問視されていたが、レイカーズがディアンドレ・ジョーダンと契約した時点でガソルの退団は決定的なものになった。現時点ではガソルが古巣グリズリーズでプレーする可能性は極めて低く、ウェイブを経てフリーエージェントになり、母国スペインに戻るのではないかと見られている。
グリズリーズ時代には年間最優秀守備選手賞に輝くなどリーグトップクラスのセンターだったガソルも、36歳になった。昨シーズン前半戦は、ゲームメーク、パス、リバウンド、ブロックなどで貢献して先発センターの座をつかみ、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスと好連携を構築した。しかし、シーズン途中にアンドレ・ドラモンドが加入してからは出場機会が減少し、衰えたという指摘も少なくなかった。
現役生活の終盤を母国で過ごすアスリートは多い。代表でもNBAでもトップ選手として活躍したガソルがどういう選択をするのか、彼の決断を待ちたい。