ラリー・ナンスJr.

「リラードのディープスリーを、もう一歩前で打てるようにする」

キャバリアーズからトレイルブレイザーズへのトレードが決まったラリー・ナンスJr.が『NBA.com』の取材に応じた。クリーブランド出身の彼は、トレードが決まった時点では地元メディアにキャブズへの愛着と感謝を語っていたが、もともとトレードのきっかけは彼自身がより高いレベルでプレーすることを望んだからだ。

「クリーブランドは僕の出身地で、家族の歴史もここにある。でも、ポートランドに行くチャンスを見逃すことはできなかった。プレーオフになるといつも応援してきたチームだし、デイム(デイミアン・リラード)やCJ(マッカラム)と一緒にプレーできるんだからね。こんなチャンスは、そうそうあるものじゃない。クリーブランドが好きなことに変わりはないし、オフには戻って来るよ。だけどNBAで過ごす時間はそう長くない。難しかったけど、素晴らしい決断ができた」とナンスJr.は言う。

彼を突き動かしたのは、プレーオフを戦いたいという一心だった。キャブズはレブロン・ジェームズ退団の2018年オフを境に競争力を失ってしまった。「ずっとプレーオフを見てきた。昨シーズンはPJ・タッカーがバックスでカルト的な人気を得たよね、ボビー・ポーティスやアーロン・ゴードン、トーリー・クレッグのような選手がプレーオフで自分らしさを出して活躍しているのを見て、僕もこのタイプの選手だと思っていた」

「ブレイザーズはデイムとCJのチームだ。でも僕は彼らを助けられる。デイムの35フィート(約10m)のディープスリーを、もう一歩前から打てるようにするとか、彼らの仕事を楽にしたい。3番から5番ポジションのどこでも守れる僕みたいな選手は重宝されるんじゃないかな。上手くやっていける自信はある。成績の悪いチームの選手はあまり評価されないものだけど、これまで見落とされていた僕の価値を知ってもらえるし、それはチームにとってもプラスになる」

あくまで主役はリラードであり、それに続くのはマッカラムでも、プレーオフを勝ち抜くには優れた脇役が必要なことをナンスJr.は理解している。優勝するチームで常に輝く『自分らしさを出して活躍する』サポート役に、ナンスJr.はなるつもりだ。