立て続けの不祥事を起こした京都ハンナリーズ、プレシーズンゲームで社長が謝罪

2018/09/03
Bリーグ&国内
6921

バンビシャス奈良

文=鈴木健一郎 写真=©️Bambitious Nara

奈良の代表も「仲間の不祥事」として頭を下げる

9月1日、バンビシャス奈良は天理市立総合体育館に京都ハンナリーズを迎えてプレシーズンゲームを行った。相手の京都は不祥事続き。アジア競技大会に参加していた永吉佑也による、選手村を抜け出しての買春行為が発覚し、永吉は他の3選手とともに日本選手団の認定を取り消されて帰国させられた。さらには坂東拓が知人女性の財布から現金を抜き取る窃盗容疑で現行犯逮捕されている。

バスケメディア、スポーツメディアの枠を超えて報じられた相次ぐ不祥事で、京都のイメージは地に落ちたと言わざるを得ない。そんな状況で行われたプレシーズンゲームの試合前に、京都の代表取締役社長である高田典彦がコート上でマイクを握り、「当クラブ所属の永吉選手の不祥事、また先日は坂東選手の一件と度重なる不祥事を招きましたことを、ファンの皆さま、またバスケットボール関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」と観客に頭を下げた。

続いてマイクを握ったバンビシャス奈良の加藤真治代表も「このたびBリーグに所属する選手、日本をバスケットで盛り上げる、地域をともに盛り上げる仲間が不祥事を起こしました。私からもあらためてお詫び申し上げます」と、同じくファンに向かって謝罪。

「再発防止だけではなく、プロバスケットにかかわるスタッフ、そして選手一同、模範となるような選手、スタッフでいないといけない。そういう活動をしていき、今後ももっともっと応援してもらえるような、そういうチームになるよう精進してまいります」と続けた。

加藤代表は「今日は残りの選手たちが遠くから来てくれました。精一杯戦ってくれると思います。バンビシャス奈良の選手もともに精一杯戦ってくれると思います」と京都を紹介。こうして始まった試合では、両チームの選手が激しいディフェンスとプロらしいスキルのオフェンスの攻防を繰り広げ、試合は延長戦へ。最後はB1の意地で京都が87-82と競り勝った。

奈良のブースターからは『頑張ろう京都』のメッセージも掲げられ、素晴らしい雰囲気の中で試合は進んだ。まだ不祥事の総括は済んでいないし、信頼回復への道のりは長く険しいが、同じ関西圏の仲間である奈良に肩を借りる形で、京都は第一歩を踏み出した。