「海外に挑戦したいと思っていて、準備をずっとしていました」
トヨタ自動車アンテロープスが、安間志織のブンデスリーガ(DBBL)フライブルクへの移籍を発表した。
安間は沖縄県出身、161cmのポイントガード。昨シーズンはレギュラーシーズン20試合に出場し、平均10.2得点、3.8リバウンド、5.4アシスト、3ポイントシュート成功率39.5%を記録し、すべてのスタッツでキャリアハイを更新した。ENEOSサンフラワーズとのプレーオフファイナルではさらに数字を伸ばし、平均12.0得点、10.0アシスト、8.5リバウンドを記録。冷静なゲームメークに加え、勝負どころでは自らシュートを沈めてリーグ初優勝に貢献し、プレーオフMVPにも選出された。
安間はB代表として国際試合に出場するなど代表の常連だが、A代表にはなかなか選出されず、今回の東京オリンピックも16名から12名に絞られる最後の段階で選考から外れた。それでも、以前から考えていた海外挑戦を実現させ、クラブのホームページで以下のコメントを発表している。
「トヨタ自動車アンテロープスを退団し、ドイツリーグ Eisvögel でプレーする事になりました。今シーズン私のプレーを楽しみにしていた方、このような形での急な報告になりすみません。2.3年前から本格的に海外に挑戦したいと思っていて、その為の準備をずっとしていました。直近で目標にしていたオリンピック出場は出来ませんでしたが、このタイミングでずっと挑戦したかった海外でプレーするチャンスをもらえた事に感謝しています。私らしく楽しく頑張ってきます。これからもご声援よろしくお願いします」