フランツ・バグナー

兄のモリッツが21番、弟のフランツが22番に

マジックが2021年のドラフト全体8位でフランツ・バグナーを指名した瞬間、コアなNBAファンの中には、モリッツとフランツのバグナー兄弟が同じチームでプレーする姿を想像したかもしれない。

そして現地8月23日、マジックは兄のモリッツ・バグナーとの再契約を発表し、兄弟共演が決まった。兄のモリッツは、ウィザーズ、セルティックス、マジックで昨シーズンはプレーした。今年の4月にマジックに加入してからレギュラーシーズン終了までに11試合(先発10試合)に出場し、平均11.0得点、4.9リバウンドを記録。今年のオフにはドイツ代表として東京オリンピックにも出場し、主力としてチームを引っ張った。

モリッツとの再契約と同時に、マジックは2021-22シーズンに向けて背番号の変更も発表し、兄のモリッツが21番、弟のフランツが22番のジャージーを着ることが決まった。

今年のサマーリーグでは、ミシガン大時代と同様に21番を着けてプレーしていたフランツだったが、ウィザーズとセルティックス時代から21番を着けていた兄に、背番号『21』を譲った。

弟のフランツはラスベガスでのサマーリーグで5試合に出場し、平均8.0得点、3.8リバウンド、1.0アシスト、1.2スティールを記録。ドラフト前から頭脳派のアウトサイドシューターとして評価され、今後はマジックの中心選手に成長することが期待されているだけに、NBAでのルーキーイヤーに兄と同じチームでプレーできるのは、フランツにとっても心強いはずだ。同じチームでともに勝利を目指すバグナー兄弟の活躍に注目したい。