ファーストオプションとなり右肩上がりに成長中
テリー・ロジアーがホーネッツと4年総額9700万ドルのマックス延長契約に合意したと『ESPN』が報じた。
ロジアーは2015年のドラフト16位でセルティックスに指名されたポイントガード。キャリア1年目は『NBAの壁』に悩まされたが、2年目にはアイザイア・トーマスの控えとしてローテーション入りを果たした。3年目には平均11.3得点を記録し、スコアリングガードとして頭角を現すと、翌シーズンのプレーオフでは抜群の勝負強さを見せ、『恐怖のテリー』と恐れられる存在となった。
そのオフにロジアーはケンバ・ウォーカーとのサイン&トレードでホーネッツに移籍すると、出場した63試合すべてで先発を務め平均18.0得点とスコアリング能力が完全に開花。さらに昨シーズンは平均得点を20の大台に乗せ、4.2アシスト、1.3スティール、4.4リバウンドと主要スタッツのほとんどで自己最高の数字を残し、キャリア最高のシーズンを過ごした。
昨シーズンのホーネッツは開幕前の時点では育成の年と見られていたが、ゴードン・ヘイワードが安定したプレーを見せ、新人王を受賞したラメロ・ボールの活躍もあり、中盤戦までは東カンファレンス上位につけるなど、良い意味で期待を裏切った。その後、ケガ人が続出しシーズン後半に失速したが、チームをプレーイン・トーナメント導いた最大の功労者であるロジアーとのマックス契約は当然の流れだろう。
指揮官のジェームズ・ボーレゴとは今月初めに複数年の契約延長に合意した。ロジアーとの契約延長も決まり、主力がケガなくシーズンを送れたら、ホーネッツは東のダークホースになり得る。