アイザイア・トーマス

トーマスはレブロン、ウェストブルックとともにワークアウトを実施

レイカーズは今オフにラッセル・ウェストブルック、カーメロ・アンソニー、トレバー・アリーザ、ウェイン・エリントン、ケント・ベイズモアら実績のあるベテラン選手を獲得し、優勝を狙える布陣を整えた。

だが、ウェストブルックの獲得によってカイル・クーズマ、モントレズ・ハレル、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープら中堅選手を手放し、デニス・シュルーダーも退団したことで、レイカーズの平均年齢は32.1歳と高齢化が進んだ。

セブンティシクサーズからレイカーズに戻って来たドワイト・ハワードは「僕たちは『年寄り』なんじゃなくて、経験を積んでいるだけだ」と語ったが、ベテランの多いレイカーズが長いレギュラーシーズンを戦い抜けるかどうかは疑問視されている。

現在のレイカーズのロスターには16選手が登録されているが、保証付き契約の選手は12名のみ。そのため、少なくとも数選手をロスターに加える可能性が高い。そんな中、バックコートの補強を企てるレイカーズがアイザイア・トーマス、ダレン・コリソン、マイク・ジェームスを獲得する可能性があると『Yahoo Sports』が報じた。

33歳のコリソンは複数のチームが獲得に興味を示していたが、深い信仰心を理由に2019年に突如引退を表明。一昨シーズンに復帰をほのめかしていたが実現せず、2018-19シーズン以降プレーしていない。ブランクは気になるところだが、それでもキャリア平均12.5得点、5.0アシストという数字が示すように、ポイントガードとしての力は高い。

30歳のジェームスはCSKAモスクワでプレーしていたが、チームと衝突し、昨シーズン終盤にネッツと契約した。ジェームスはネッツでレギュラーシーズン13試合に出場し、平均7.7得点、4.2アシストを記録。プレーオフでも9試合に出場するなど、ユーロリーグで得点王に輝いた経歴を持つ実力を証明した。

現在32歳のトーマスはセルティックスに所属した2016-17シーズンに平均28.9得点を挙たが、その後は股関節のケガに苦しみキャリアは下降線を辿った。昨シーズンはケガ人が相次いだペリカンズと10日間契約を結び、3試合で平均7.7得点を挙げたが本契約を勝ち取ることができなかった。そんなトーマスは先日、プロアマリーグで81得点を記録したことでNBA復帰説が浮上した。そして、トレーニングキャンプに招待され、レブロン・ジェームズ、ウェストブルックとともにワークアウトを行ったという。

平均年齢が大幅に上がったレイカーズだけに、若手選手を獲得したいと思うのは当然だ。しかし、有望な若手選手を獲得するだけのサラリーキャップスペースはない。だからこそ、サラリーを抑え、なおかつ実績のある彼らに白羽の矢を立てたのだろう。果たしてレイカーズは誰を選ぶのか。