ジャリル・オカフォー

写真=Getty Images

常に自分の先を行く先輩としてデイビスを尊敬

2015年のドラフト全体3位でセブンティシクサーズから指名を受けるも、3年目まで芽が出なかったジャリル・オカフォーは、ようやくいるべき場所を見つけられたのかもしれない。

昨シーズン途中にシクサーズからネッツにトレードされ、オフにフリーエージェントになったオカフォーは、紆余曲折を経てペリカンズと契約。新天地ではアンソニー・デイビスの控えとしてプレーすると見られている。

オカフォーにとって、デイビスは特別な存在だった。トレイルブレイザーズのCJ・マッカラムのポッドキャスト番組『Pull-Up Podcast』に出演した際、以前から抱いていたデイビスへのあこがれを語った。

「先週チームの練習に参加したら、AD(デイビスの愛称)もいたんだ。僕たちは同じシカゴ出身で、僕は常に彼を見てきた。自分が高校1年生の時、彼は全米トップ選手だった。自分も同じタイトルを受賞できたんだ。そして彼はケンタッキー大学に進学して、全米王者に上り詰めた。自分もデューク大学に進んで、全米制覇を成し遂げられた」

「だから、彼は自分にとって目の前を歩く存在。そこまで年齢が離れているわけでもないけれど、すべてのことでしっかり結果を残しているし、成功を収めているから、自分にとってはお手本のような選手なんだ。彼と一緒にやれるのは、すごく楽しみ」

先日、これまでに精神的な苦しみを感じながらプレーしてきたことを告白したオカフォーにとっても、デイビスの存在は心強いだろう。1年目に平均17.5得点、7.0リバウンド、1.2アシスト、1.2ブロックという及第点以上のスタッツを残したのだから、間違いなく潜在能力は高いものを持っている。

目標であるデイビスのバックアップを務めることになり、オカフォーもやる気に満ち溢れているはずだ。1年目に見せたポテンシャルをコートで発揮できるか、ペリカンズで再スタートを切るオカフォーに注目したい。