デイビッド・ウェスト

写真=Getty Images

「一度は優勝を」との思いから連覇を達成し有終の美

この2年間ウォリアーズのセカンドユニットを支えたデイビッド・ウェストが、現役引退を表明した。

ウェストは、Twitterに次の声明を投稿。

自分は、幸運にもNBAでプレーするという幼い頃の夢を叶えることができた。15年目のシーズンを終えた今、バスケットボールからの引退を表明する。家族、友人、コーチ、チームメート、球団、ファンの皆に支えてもらえて光栄だったし、感謝している。これまでに自分に声援を送ってくれた人、自分の味方になってくれた人、自分のために祈ってくれ、心優しい言葉をかけてくれた人に心から感謝している。自分の信念は、決して譲れない。どうも、ありがとう!

2003年のドラフト全体18位でホーネッツ(現ペリカンズ)から指名されたウェストは、7年目まで同チームに所属し、2008年と2009年にオールスターゲームにも出場。出場試合数(530)と出場分数(1万7160)は、現在も球団記録として残ったままだ。

2010-11シーズン終了後にホーネッツを退団後は、ペイサーズ、スパーズを経て、2016-17シーズンからウォリアーズに加わり、2シーズン続けて優勝に貢献した。ウォリアーズではプレータイムこそ短かったものの、コートに出れば試合の流れを変えるプレーを見せ、ロールプレーヤーとしてチームになくてはならない存在だった。

先日、同じく引退を表明したマヌ・ジノビリに続き、2000年代のNBAを彩った『いぶし銀』の選手が、また一人コートを去った。