カーメロ・アンソニー

ベテラン選手を多く獲得、求められる若手との融合

ウィザーズとのトレードでラッセル・ウェストブルックを獲得し、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとの新『ビッグ3』を形成したレイカーズが積極補強を続けている。

レイカーズはキャリア18年目の大ベテラン、カーメロ・アンソニーと1年契約を結んだ。カーメロはNBA歴代10位となる通算2万7370得点を誇るスコアラー。シックスマンの役割を受けれ入れたカーメロは昨シーズンに所属したトレイルブレイザーズで平均13.4得点3.1リバウンド1.5アシストを記録し、ベンチの貴重な得点源となった。

レブロンとカーメロの2人は、稀に見る当たり年となった2003年ドラフト組で、数々の名勝負を繰り広げてきたライバルだが、ついにチームメートとして共闘する日がやってきた。

また、レイカーズはカーメロ、ウェストブルックの他にドワイト・ハワード、ウェイン・エリントン、トレバー・アリーザ、ケント・ベイズモアら6人のベテラン選手を獲得。『Elias Sports Bureau』によれば、オフシーズンに32歳以上の選手を獲得した数でNBA史上最多だという。

このように高齢化が進んだレイカーズだが、昨シーズンに頭角を現した20歳のテイレン・ホートン・タッカーと3年3200万ドル(約34億8800万円)で再契約し、ホーネッツで平均11.7得点を挙げた23歳のマリック・モンクと契約を結ぶなど、若手の獲得も忘れていない。また、ウェストブルックのバックアップとして期待されるケンドリック・ナンも獲得し、ベテランと若手の融合で王座奪還を目指す。