日本らしいスピードを生かしたバスケでペースをつかみきることができず
3人制バスケットボール『3×3』女子日本代表は、準々決勝でフランス代表と対戦し14-16で敗れ、東京オリンピックに幕を閉じた。
高さがあるフランスに対し、日本はスピードで勝負したいところだが、この試合では高さと機動力があるフランスのディフェンスを前になかなか強みを生かすことができない。
逆にディフェンスでも高さだけでなく、スクリーンを使った2ポイントシュート、そしてセカンドチャンス止めることができず、フランスにリードを許した。
それでも日本は積極的なアタックや身体を張ったプレーで、フランスをファウルトラブルに追い込むことに成功した。残り4分の時点で5点ビハインドを背負っていたが、篠崎澪がスピードのミスマッチを突いてリバースレイアップを2本連続で決めると、続くポゼッションでもジャンプシュートを沈めて日本に良いリズムを作り出した。
その後も、日本は馬瓜ステファニーが高さのミスマッチを狙ってポストプレーを仕掛けて、残り1分を切ってついに1点差にまで詰めた。さらに、ここにきてフランスは焦りからかパスミスを犯し、日本がポゼッションを奪ったものの、ラストプレーで仕掛けたステファニーのポストプレーからのシュートがリングに嫌われて逆転ならず。最終スコア14-16でフランスに敗れた。
メダル獲得に一番近かった3×3女子日本代表の準々決勝での敗退は残念だが、予選リーグでアメリカ代表から勝ち星を奪うなど、大会を沸かせたことは間違いない。