2ポイントシュートも9本中4本成功とシュートタッチを取り戻す
3人制バスケットボール『3×3』女子日本代表は、大会2日目の初戦でモンゴル代表と対戦し、19-10で勝利した。これで予選ラウンドでの戦績を2勝1敗としている。
まだ勝ち星を挙げていないモンゴルとの対戦とあって、序盤から日本が主導権を握るかと思われたが、出だしは重い展開となった。日本の持ち味はアグレッシブな守備とスピードだが、立ち上がりは足が重く、山本麻衣と馬瓜ステファニーの間をドライブで抜かれてしまい先制点を相手に許した。その後もディフェンスの裏を突くパスを許し、0-2と日本が追いかける形に。
日本も積極的にシュートを狙うがモンゴルのシュートチェックが良く、なかなか得点を挙げることができない。それでも、時間とともに身体が動くようになった日本は、カットインした西岡里紗にステファニーがパスを送り開始2分でようやく初得点を挙げると、続くポゼッションでも山本のドライブが決まり2-2と同点に追いつく。
その後も重い展開は続いたが、ステファニーのディフェンスリバウンドからのトランジションで早い展開を作り出して日本が連続得点を挙げ、主導権を握る。さらに、ここまでの2試合は2ポイントシュートの成功がともに2本のみと、シュートタッチに苦しんだが、この試合では早いパス回しにドライブやポストからのキックアウトを合わせることで、9本中4本の2ポイントシュートを成功させて日本がリードを広げた。
時間が経つにつれて、持ち味のスピードも生かせるようになった日本は、個人技に加えてチームプレーもリズム良く決まるようになる。また、ディフェンスでも高い位置から積極的にプレッシャーをかけることで、モンゴルにシュートを打たす前にボールを奪って、勝利を収めた。
今日の17時55分からはオリンピック出場権を懸けた最終予選の準決勝で敗れたフランスと対戦する。モンゴル戦は快勝したが、イージーなシュートを外すなどもったいないシーンも見られたため、フランス戦では課題を修正して挑むことが求められる。