馬瓜ステファニー「日本らしさを今後も継続してしきたい」
東京オリンピックを戦う3人制バスケットボール『3×3』の女子日本代表は、昨日はROC(ロシア)に1点差に詰め寄るも敗れ、続くベルギーに20-8と完勝した。
この2試合、攻守にチームを引っ張った篠崎澪は、ROC戦をまずこう振り返る。「今日の試合を通して、私たちの武器であるディフェンスを徹底しなければ勝つことは難しいとあらためて感じました。初戦のロシア戦は出だしから相手の得意な2ポイントシュートを気持ち良く打たせてしまい、ディフェンス面ですべて後手に回ってしまいました。それがオフェンスにも響いてしまったし、少し重い展開になってしまったのだと思います」
それでも、ROC戦の課題を改善できたことで次戦の勝利に繋がった。「中盤からハードにディフェンスをすることが少しずつできたときには、オフェンスにもしっかりとつなげられていました。その反省を生かし、第2戦のルーマニア戦では出だしからアグレッシブにディフェンスすることができたので、日本のやりたいゲーム展開に持っていくことができました」
「明日からはもっとハードな戦いが続くので、まずはディフェンスからということを忘れずにプレーしていきたいと」と篠崎は言う。
大黒柱の馬瓜ステファニーは「私が最後のシュートを外して相手に2ポイントをやられたのはすごく悔しかったので、これが最初で最後と決めて2戦目に臨みました」とROC戦の負けを振り返るとともに「そのルーマニア戦は、全員が初戦の負けから切り替えられて、本来の自分たちのプレーができたと思いますし、何より楽しんでプレーできたと思います。この試合で出せた日本らしさを今後も継続してしきたいです」と続けた。
今日はモンゴル、フランスとの2試合を行う。アソシエイトヘッドコーチを務める長谷川誠は「まずはディフェンスからという意識を強くもち、全員でしっかりとプレッシャーをかけ、リバウンドを確保することから始めたいと思います」とコメントした。