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ガソルは2月に右足を骨折、リオ五輪を欠場

右足骨折で今年の2月から長期戦線離脱となっていたグリズリーズの先発センター、マーク・ガソルが、すでに実戦練習を行なえるまでに回復したと、『Memphis Commercial Appeal reports』が伝えた。

スペイン代表の中心選手として期待されていたガソルだったが、骨折により8月に開催されたリオデジャネイロ五輪を欠場。そのため、今夏はスペインでリハビリを続けていた。長期のリハビリの甲斐あって、復帰に向けGOサインが出た。もっとも深刻なケガだっただけに、グリズリーズはガソルの出場時間をしばらくは制限する可能性が高く、慎重に完全復活させていく見込みだ。

少しまでは『パウ・ガソルの弟』という印象が強かったが、ここ数年の活躍により、ガソルはリーグトップクラスのビッグマンという地位を確立させた。スモールラインナップによる速いオフェンス・スタイル全盛のNBAにおいて、グリズリーズは堅守第一の珍しい存在。フランチャイズを代表する選手としてチームを支えるガソルなくして再び西カンファレンスの上位でプレーオフ進出という目標は果たし得ないだけに、完全復活に期待がかかる。

兄パウ・ガソルとのマッチアップ。リーグトップクラスのセンターへと成長し、グリズリーズの上位進出には欠かせない存在となった。