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コービーほど華々しくなく、ダンカンほど控え目でもなく

コービー・ブライアント、ティム・ダンカンがコートを去り、NBAも新時代を迎える。30代後半の選手が引退したり、あるいはチーム内の役割が先発から控えに変わることを受け入れてでも現役を続ける選択を下したりと、年齢とともにバスケットボールに向き合う形を変えていく中、マーベリックスのダーク・ノビツキーは38歳の今も不動の先発メンバーとして活躍を続けている。

ただ、ノビツキーのキャリアが終わりに向かっているのは間違いなく、本人も現役引退について考えて始めている。『Dallas Morning News』のインタビュー取材に応じた彼はこう語った。

「コービーの引退はすごかったね。最後の試合で60得点、コービーらしい最後だった。第4クォーターは会場中のファンが総立ちで、見ていて面白かったよ。僕は、どちらかといえばダンカン寄りかな。でも、注目を集める必要はないにせよ、メッセージだけで引退を発表することもしない。あまりにも控え目なやり方だったと思ったよ。まだ何とも言えないけれど、会見くらいは開くんじゃないかな。近い将来に起こることだから、今は考えたくないね。あと数年の現役生活を楽しむことだけ考えるよ」

ノビツキーは、今夏マブスと新たに2年契約を結んだ。最低あと2シーズンは現役を続けられる権利を手にしたわけだが、本人は先日『ESPN』に対し、「1年ごとに考える」と話し、新契約満了前に引退の決断を下す可能性も示唆している。