U19ワールドカップが開幕、セネガルの身体能力に圧倒された日本代表は粘りのバスケを展開するも黒星スタートに

U19ワールドカップが開幕、セネガルの身体能力に圧倒された日本代表は粘りのバスケを展開するも黒星スタートに

2021/07/03 20:21
セネガル

ペイント内の攻防で圧倒されるも、アウトサイドシュートで対抗

ラトビアで開催されるU19ワールドカップが開幕。佐古賢一が率いるU19日本代表が初戦でセネガルと対戦した。

日本代表の先発は元田大陽、ハーパー・ローレンスJr、金近廉、山﨑一渉、山ノ内勇登。立ち上がりはセネガルの高さとバネのある運動能力に圧倒されながらもよく踏ん張り、先手を許しながらも点差を広げられることなくついていく。202cmの山ノ内がフィジカルの強さも発揮してセネガルのパワーと渡り合うが、その山ノ内にボールを集めすぎて攻めが単調になり、ディフェンスではセネガルの伸びやかなドライブを止められなかった。

それでも早めの選手交代で展開が変わる。2番手のポイントガードの岩下准平がハイテンポ一辺倒だった試合のリズムを変え、ディフェンスを引き付けてのキックアウトで菅野ブルースの3ポイントシュートをアシスト、また自ら仕掛けてジャンプシュートを決め、ファウルを誘ってフリースローで得点するなど流れを呼び込み、日本が逆転に成功。打ち合いの展開で25-20と上回って第1クォーターを終えた。

しかし、インサイドの主導権を握れないことで日本は苦戦する。外のシュートを高確率で決めたことで快調に得点を伸ばしたが、ペイントエリア内でのシュートがことごとく決まらない。前半だけで4ブロックを浴びて中に仕掛ける積極性が落ちると、キックアウトからのアウトサイドシュートも決まらなくなった。一度は逆転を許して5点差まで点差を付けられるも、山﨑が正面からのフローターを沈め、小川敦也もドライブで強引にアタックしてフリースローを獲得。インサイドに仕掛けて40-42まで詰め寄り、試合を折り返した。

後半のファーストプレーは岩下から米山ジャバ偉生へのアリウープ。さらに岩下は山﨑の得点もアシストして日本が逆転に成功する。それでも、その後はセネガルのペース。日本はインサイドを突いて内外のバランスを改善しようとするが、ショットブロックしようと待ち構えるセネガルのディフェンスに突っ込むことになってしまい、3ポイントシュートも決まらなくなって得点が停滞した。

岩下准平

日本代表に流れをもたらした岩下准平、15得点5アシストの活躍

54-59で迎えた第4クォーター、3ポイントシュートの確率が20%と低いセネガルに対し、日本はこれをあえて打たせて、ペイントエリアを固める守備が効く。ここから日本が巻き返し、岩下の3ポイントシュートで61-59と逆転に成功、岩下はさらにショットクロックがない場面でのディープスリーも沈める活躍を見せた。

しかし、終盤に抜け出したのはセネガルだった。最後まで身体能力が鈍ることはなく、なおかつ試合を通じて確率の上がらなかったフリースローを終盤に4本すべて成功させてリードを守る。日本は岩下を中心に2点差まで詰め寄ったが、最後までゴール下での得点が決まらず。ファウルゲームに持ち込んだところでイージーなパスミスでポゼッションを失うなど詰めの甘さが出て、71-76で敗れた。

ペイント内での得点で14-42。序盤こそチームで上手く作り出したアウトサイドのシュートが決まったが、これが続かなくなるとゴール下の差が大きくモノを言った。どの選手も激しいコンタクトに負けず戦い、リバウンドは39-52、セカンドチャンスポイントは9-16と、負けてはいても奮闘は数字に表れた。それでも、タフに戦うだけでなく精度も求められるシュートは決まらず。抜き去ったと思っても跳び、長い腕が伸びてくるセネガルに10ブロックショットを浴びたのが効いた。岩下は15得点5アシストをいずれもチームトップの数字を記録。山﨑が12得点、山ノ内が11得点を記録している。

日本は明日にカナダ、6日にリトアニアと対戦する。

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