トレイ・ヤング

アデトクンボとホリデーは「彼は素晴らしい選手」とヤングを称える

ホークスが敵地で迎えたバックスとの東カンファレンスファイナル第1戦は、116-113でホークスがシリーズ初戦を制した。

バックスが第2クォーターでこの試合最大となる9点のリードを奪ったが、第3クォーターでホークスが逆転して8点のリードを奪うなど、リードチェンジを繰り返して98-98で迎えた最終クォーターの残り約5分。ヤニス・アデトクンボがクリント・カペラに身体を当てながらジャンプシュートを沈めると、続くポゼッションでもディフェンスリバウンドを取ったドリュー・ホリデーからのロングパスによる速攻を沈め、さらにホリデーの3ポイントシュートと連続得点を沈めたバックスが105-98とリードを奪った。

しかし、このプレーオフでは2桁リードを奪われながらも何度も逆転勝利をして、ここまで勝ち進んできたホークスがこの試合でも粘りを見せる。クラッチタイムでリードを奪われても、ジョン・コリンズのレイアップや3ポイントシュート、そしてトレイ・ヤングのフリースローで点差を縮めていった。そして残り29.8秒にはヤングが外したフローターをカペラがリングにねじ込み112-111と逆転に成功し、最終スコア116-113で勝利した。

この試合でホークスは、ヤングがプレーオフキャリアハイとなる48得点と7リバウンド11アシストを記録し、コリンズが23得点15リバウンド、カペラが12得点19リバウンド2アシスト1スティール1ブロックを記録した。

昨シーズンの2月に叩き出したキャリアハイの50点まであと2点という数字を敵地で記録したヤングは「中学時代からロードの試合が大好きなんだ」と試合後にコメントした。「ロードで観客や相手チームと対戦するのが好きなんだ。自分のチームと一緒にいるようにより感じるし、僕たちのグループを一つにしてくれている気がする」

バックスにリードを奪われても1桁のうちに点差を縮めることで食らいつき勝利したことについて、コリンズは「とくかく耐えること。そしてトライし続けることが大事だった。今日はそれが最後までできたよ」と振り返った。

一方、ホームでの初戦を落としたバックスは、アデトクンボが34得点12リバウンド9アシスト、ホリデーが33得点10アシストを挙げたものの、絶好調のヤングを抑えることはできなかった。

アデトクンボはヤングについて「彼は素晴らしい選手だよ」と称え、次戦でのヤング対策をこう語った。「僕たちはできるだけ彼にとってタフな状況を作らないといけないし、フィジカルに接しないといけない。彼をフリースローラインのところには入れさせたくない。最初の1分から最後の1分までタフに戦わないといけない」

ホリデーも同様に「彼は素晴らしい若い選手だ」とヤングを称えた。「彼はコートのどこにいても脅威だよ。僕たちは、彼に焦ってシュートを打たせるようにしないといけないし、ディフェンスでアドバンテージを取る方法を見つけないといけない」