ステフィン・カリーとドノバン・ミッチェルは代表参加を辞退
NBAプレーオフは東西カンファレンスともファイナルまで進み、敗れたチームがシーズン終了を迎えていく中で、東京オリンピックに向けたアメリカ代表のロスターが決まりつつある。
『ESPN』によればケビン・デュラント、バム・アデバヨが代理人を通して代表参加の意思を表明したそうだ。またジェームズ・ハーデンもプレーする意思を持っているとのこと。もっとも、ハーデンはレギュラーシーズン終盤からハムストリングのケガを繰り返しており、代表活動がスタートするまでに十分に回復できるかが注目される。いずれにしても、ここまでに東京オリンピック参加の意思を表明したのは以下の8選手となる。
デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ)
デビン・ブッカー(サンズ)
ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
ジェームズ・ハーデン(ネッツ)
ケビン・デュラント(ネッツ)
ジェイソン・テイタム(セルティックス)
ドレイモンド・グリーン(ウォリアーズ)
バム・アデバヨ(ヒート)
全員がオールスターに選出された選手であり、また今シーズンのプレーオフに参加した選手でもある。最終的なロスターの決定にはまだしばらくかかりそうだが、『ドリームチーム』と呼ぶに相応しいメンバーが日本でプレーすることになりそうだ。
一方で、ウォリアーズのステフィン・カリーとジャズのドノバン・ミッチェルは代表参加を辞退したと『ESPN』は報じている。
1992年のバルセロナ五輪でプロ選手の出場が解禁となって以降、アメリカ代表は2004年のアテネ五輪を除く6大会で金メダルを獲得している。それでも2019年のワールドカップではオールスター級の選手が次々と代表参加を辞退し、テイタムやミッチェルなど若手の活躍はあったものの、絶対的な優勝候補と見られながら7位で大会を終えている。代表チームよりもNBAを優先する意識が選手の中で強くなっているのは間違いないが、このワールドカップへのリベンジの気持ちを多くの選手が持っているはず。最終的なメンバーの決定と代表活動の本格スタートを、楽しみに待ちたい。