「世界という物差しで見た時に、これがスタンダードにならないといけません」
バスケットボール男子日本代表チームは、6月16日からフィリピンで行われるアジアカップ予選に向けて強化合宿を行っている。
今日は、合宿に参加中の篠山竜青がオンライン会見に応じた。Bリーグの2020-21シーズンが終わって、休む間もなく代表合宿が始まったが「期間が短かったのでコンディションを作り直すというよりは、シーズンを継続して合宿に入れました」と篠山は言う。「気持ち的にもこの夏のオリンピックをモチベーションにしてやってきたので、心も身体も良い準備ができた状態で合宿に入っています」
代表合宿は始まったばかりだが、アジアカップ予選、そして東京オリンピックまでは時間があまりない。それでも篠山は「期間が短いとは毎回感じますが、世界という物差しで見た時に、これがスタンダードにならないといけません」と言い、こう続けた。
「NBAには代表活動の年間での日数制限もありますし、短い中でも当たり前のように準備して、力を発揮しないといけない。世界的に見た時に、この期間の短さを当たり前にしなきゃいけないですし、海外でやっている選手も国内でやっている選手も、これをスタンダードにしないといけないと思いながらやっています」
来週のアジアカップ予選では中国と2試合、チャイニーズタイペイと1試合を行う。それぞれのチームの印象を篠山はこう語った。
「中国は世界的に見ても大きい選手が揃っています。その高さに対して自分たちがどういうバスケットをするかという部分では、世界に近いものが得られると思います。チャイニーズタイペイは世代交代も進んでいて、若い選手が中心になってくると思いますし、バスケットが国技の国なのでモチベーションが高い状態で来ると思うけど、自分たちも負けられないし、結果を残さないといけないです」
そして、夏の東京オリンピックを見据えて、こう意気込みを語った。「自分たちのオフェンスもディフェンスも、もう一歩次のレベル、世界のレベルにいくために今練習をしているので、まずはアジアカップで体現できるかどうかがポイントになります」