山本麻衣

オリンピック出場権獲得まであと2勝、明日が大会最終日

3人制バスケットボール『3×3』の東京オリンピック出場権を懸けた予選(OQT)に参加している女子日本代表は昨日、ウクライナに続いてタイと対戦。格下の相手を寄せ付けずに21-6で快勝。グループリーグ4試合を全勝、うち3試合でノックアウト勝ちと素晴らしい戦いを見せている。

ここまで、オーストラリアとウクライナは長身選手が揃いスキルもあるチームだったが、日本は激しいプレッシャーディフェンスを外から仕掛けてリズムを狂わせ、ゴール下の勝負でも身体を張った。運動量で振り回すことで相手の消耗を誘うゲームプランも見事にハマり、強さを発揮している。

山本麻衣はフィールドゴール34本中19本成功(成功率56%)の33得点を記録。大会3日目を終えた時点で得点ランキング1位タイの数字だ。山本は「自分ではそれほど意識していないですが、みんながボールをつないでくれて、それを生かして思い切って打てていることが得点につながっているだけだと思います。このまま自分らしさを生かして頑張ります」とのコメントを発表している。

これで決勝トーナメント進出が確定。あと2つ勝てば、上位3チームに入りオリンピック出場権を獲得できる。準々決勝は明日21時50分から、対戦相手はグループD2位のスイスに決まった。

馬瓜ステファニーは抱負をこうコメントしている。「自分たちは高さがない分、しっかりとスピードを生かして戦っていなければなりません。それはディフェンスでも同じで、高さの不利をどれだけカバーできるかが重要になってくると思います。そういったところを意識しながら、明後日の決勝トーナメントも頑張りたいと思います」