レブロン・ジェームズ

レブロンはファンの来場に興奮

現地27日にステイプルズ・センターで行われた、サンズvsレイカーズのファーストラウンド第3戦は、後半に違いを生んだレイカーズが109-95で勝利し、2連勝でシリーズ戦績を2勝1敗とリードした。

43-40で迎えた第3クォーター序盤からレブロン・ジェームズがオフェンスを牽引し、相棒のアンソニー・デイビスもこの勢いに続いた。デイビスは、第2クォーターに膝を痛めたものの、第3クォーターだけで18得点を記録。レブロンも10得点を決めてレイカーズが試合の流れをつかんだ。さらに堅い守りでサンズのオフェンスを封じ、リードを広げて勝負を決めた。

34得点11リバウンドを記録したデイビスは相棒のレブロンを称賛した。「レブロンがチームの流れを作った。第3クォーターにトーンを生み出してくれた。『まだまだギアを上げられる』と言っていたよ」

デイビスは、サンズのデビン・ブッカーが第4クォーター終盤に犯した危険なファウルについても言及した。103-93でレイカーズがリードしていた終盤、ドライブからレイアップを試みたデニス・シュルーダーに対し、フラストレーションを溜めていたブッカーは両手でシュルーダーを強く押した。シュート体勢に入っていたため対応しきれなかったシュルーダーはエンドラインの外に押し出されたが、幸いにもケガを回避できた。デイビスは、試合後のインタビューでも会見でも、ブッカーのプレーを「危険な行為」と強く批判した。

21得点6リバウンド9アシストで勝利に貢献したレブロンは、ファンの来場、サポートについて「ファンの前でプレーできるのは、いつだってスペシャルなこと」と喜んだ。

レギュラーシーズン後半に痛めた足首の状態はまだ完全ではないが、チームメートの力を信じている。「今もケガをする前の状態に戻そうと思って、治療を続けている。これからもチームメートが自分を抑えてくれるだろうから、自分はみんなのためにプレーを決める」

指揮官のフランク・ボーゲルからも「レブロンが試合の流れを完全に変えた」と称賛された。足首が万全な状態ではないとはいえ、レイカーズがプレーオフを勝ち上がるには、やはりリーダーであるレブロンの力が欠かせない。