西岡里紗「皆さんの気持ちも一緒にコート上で戦います」
3人制バスケットボール『3×3』の東京オリンピック出場権を懸けた予選(OQT)が昨日開幕し、女子日本代表は初戦のオーストラリアに続き、イランに22-4と完勝した。
オーストラリアほどの高さや強さのないイランに対し、日本はフットワークを使ったディフェンスでチャンスを作らせず、攻めに転じれば素早いボール回しから一気に切り込むドライブで得点を挙げていく。シュートチャンスを作れないイランがタフな2点シュートをねじ込んで初得点を挙げるも、山本麻衣が2点シュートを連発する倍返しで9-2と突き放した。
オーストラリア戦に続いて、日本のスピードに付いていけない相手のファウルがかさみ、ペナルティシチュエーションになった時点で日本の勝利はほぼ確実なものに。試合時間を4分残して馬瓜ステファニーの2点シュートが決まり、22-4と日本の完勝となった。
グループBでは5チーム中2チームが決勝トーナメントに進出するが、初日を終えて2連勝したのは日本のみ。明日にはグループで残るウクライナ、タイと対戦するが、上位3チームに入ってオリンピック出場権を得るためには、グループ1位通過を目指したい。明日18時からのウクライナ戦が大事な試合となる。
キレのあるドライブと2点シュートだけでなく、海外の大きな選手を相手にディフェンスでも奮闘する山本麻衣は「チャンスがあればKOを狙うことも大切になってきます。今日は2試合ともノックアウトで勝つことができてよかったです」とコメント。またゴール下で身体を張り続ける西岡里紗は「コロナ禍の中でもバスケットボールができることに感謝しながら、日本にいる仲間や応援してくださる皆さんの気持ちも一緒にコート上で戦います」とのコメントを発表している。