山本麻衣

U23W杯優勝メンバーの西岡、山本、馬瓜に篠崎を加えた最強メンバーで臨む

3人制バスケットボール『3×3』女子日本代表は、今日からグラーツ(オーストリア)で行われる東京オリンピック予選(OQT)に出場する。3×3女子日本代表はバスケット競技で唯一、東京オリンピックの出場権を獲得していない。20チームが参加するこのOQTで上位3チームには出場権が与えられる。また出場権のラスト1枠は6月にハンガリーで行われるユニバ―サリティー方式オリンピック選考会(UOQT)で争われるため、日本代表はOQTで出場権を獲得できなかった場合には、UOQTにも出場することになる。

日本代表は今日18時からオーストラリア、20時5分からイラン、28日(金)18時からウクライナ、20時30分からタイとグループラウンドで対戦し、グループを突破すれば30日(日)に決勝トーナメントに臨む。

OQTの出場メンバーのうち、馬瓜、山本、西岡の3人は2019年のU23ワールドカップ優勝メンバー。この時、鋭いドライブとクイックリリースからの2ポイントシュートを連発した山本は大会MVPにも選ばれている。西岡はインサイドで身体を張るとともに、外からのシュートも魅力。馬瓜は身体能力に優れた国内屈指のオールラウンダーだ。篠崎はその上の年代で多くの大会に参加し、Wリーグと並行して3人制の経験を積んできた。167cmと小柄だが、海外の大きな選手の間を突き破る鋭いドライブはこれまでの大会でも大きな武器となってきた。

新型コロナウイルスの影響でこの大会も今年3月中旬から延期されており、また公式戦からは長く遠ざかっている。これまで4人のメンバーはそれぞれ国際大会で経験を積んできたが、『ぶっつけ本番』の舞台で自分たちの力を発揮できるかが問われる。

3×3バスケットボール女子日本代表 OQTエントリーメンバー

3 馬瓜ステファニー(F /トヨタ自動車アンテロープス)
11 篠崎澪(G /富士通レッドウェーブ)
15 山本麻衣(G /トヨタ自動車アンテロープス)
23 西岡里紗(C /三菱電機コアラーズ)