相次ぐ熱戦に六本木ヒルズアリーナが大いに沸いた

3人制バスケットボールの『3×3』（スリー・バイ・スリー）。その世界最高峰リーグである『3×3 PREMIER.EXE』2016Round.8が9月11日（日）に行われた。前日のNortheast Conference大会に引き続き、本日のSoutheast Conference大会にもたくさんの人が足を運び、バスケットボールに触れる機会を楽しんだ。歓声に湧く場面が何度も見られ、観客のリアクションが選手を盛り立てた。

グループリーグではすでにSoutheast Conferenceの年間優勝を決めたAGLEYMINA.EXEと2連続ノックアウト勝利のDIME.EXEがそれぞれ1位通過で決勝リーグ進出を決めた。

準決勝第1試合はAGLEYMINA.EXEとCRAYON.EXEの対戦に。AGLEYMINA.EXEはインダルビール・ギルの個人技で得点を重ねる。CRAYON.EXEは福田幹也の連続2ポイントシュートで食らい付くも、AGLEYMINA.EXEは池田千尋の4本目の2ポイントシュートで得点を21に乗せ、ノックアウト勝利で決勝進出を果たした。

第2試合はDIME.EXEとYOKOHAMA CITY.EXEの対戦。YOKOHAMA CITY.EXEは得点源の長谷川聖が連続2ポイントで会場を沸かせるも、クリス・ブラウンが負傷交代を余儀なくされてしまい、高さのハンディを背負うことに。その隙に野呂竜比人のフェイドアウェイシュートなどで失点を重ね、最後はノックアウトでDIME.EXEに敗れた。

スピード感溢れる試合を展開する選手たちに釘付けになる観客。

AGLEYMINA.EXEがTOKYO FINALを制し世界大会へ

決勝はAGLEYMINA.EXEとDIME.EXEの顔ぶれとなった。

インダルビールとビクラムジート・ギルのピック＆ロールが決まって先制したAGLEYMINA.EXEは、池田のタイトなディフェンスやビクラムジートのブロックでDIME.EXEを抑える。ゴール下で孤軍奮闘するマシュー・カイルが高さを生かして反撃するも、一度リズムに乗ったAGLEYMINA.EXEを止めるのは至難の業。池田の連続2ポイント、ビクラムジートのパワフルなダンク、そして最後はインダルビールの高速レイアップが決まり21-10、ノックアウト勝利で優勝を決めた。

これでAGLEYMINA.EXEは両カンファレンス合わせ年間総合1位となり世界大会出場が決定した。本日のMVPに選ばれた池田が喜びのコメントを残した。「六本木で、素晴らしい環境で、この素晴らしい仲間たちと最高の結果を出して、北京に行けることが決まったので最高にうれしいです」

大盛況のまま終了した『3×3 PREMIER.EXE』2016 TOKYO FINAL。本日で『3×3 PREMIER.EXE』はシーズンの全日程を終えた。

年間総合優勝を決めたAGLEYMINA.EXE。北京で行われる世界大会でも今日のようなダイナミックなプレーを見せて欲しい。