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ペリカンズの躍進にはデイビスの完全復活が不可欠

3月に左ヒザの手術を受けたペリカンズのアンソニー・デイビスが、ようやく実戦形式の練習を再開できるまでに回復した。

チーム発表によれば、デイビスは現地9月7日に実戦形式の練習に参加したとのこと。このまま順調にトレーニングを重ねていけば、NBA開幕を万全の状態で迎えられそうだ。

昨シーズンのペリカンズは、ウォリアーズでアシスタントコーチを務めたアルビン・ジェントリーをヘッドコーチに迎え入れ、西カンファレンスをかき回す存在になると見られたが、新チームが機能しないままシーズンを終え、カンファレンス12位と低迷。チームの戦力層が薄いため、もし今シーズンもデイビスが20試合以上欠場する事態になれば、プレーオフ進出は難しい。

2015年にプレーオフ進出の原動力となったデイビスは、昨シーズンはヒザと肩に負傷を抱えたまま強行出場を続けた。それでもヒザを壊すまで、平均24.3得点、10.3リバウンド、2.0ブロックという抜群のスタッツを残し、リーグトップクラスのパワーフォワードに相応しい活躍を見せていた。それだけにペリカンズにとっては完全復活が待たれる。

リオ五輪に出場したチームUSAの候補に挙げられていたものの、出場を断念せざるを得なかったデイビスにとっても、新たな挑戦の始まりとなる。

故障を抱えた状態でのプレーで膝を壊したデービス。オリンピックには出場できなかったがケガの治療に専念できて、気持ち新たに新シーズンを迎える。