レブロン・ジェームズ

「レギュラーシーズンでの順位は関係ない」

レブロン・ジェームズの復帰で勢いづくかと思われたレイカーズだったが、現地2日のラプターズ戦に114-121で敗れ、3連敗を喫した。

直近7試合で6敗を喫したレイカーズは、西カンファレンス6位に順位を落とした。混戦の西カンファレンスは5位のマーベリックスから7位のトレイルブレイザーズまでゲーム差無しの状態で、王者がプレーイントーナメントに回る可能性もゼロではない。

レブロンはこの試合で27分プレーし、19得点7リバウンド6アシストを記録するも、第4クォーター残り6分42秒にテイレン・ホートン・タッカーと交代後、ベンチに残らず即ロッカールームに下がった。試合後の会見で、レブロンは長期欠場の原因になった足首の状態について「前半は良かったけど、今日も、前の試合でもハーフタイムに痛みを感じるようになった。それでコーチ(フランク・ボーゲル)が自分を下げた」と説明。チームとしても、プレーオフに向けてコンディション調整を優先する考えであると付け加えた。

「今はコンディションの状態に気を配っている時期。それが、チームにとって何よりも重要なこと。健康な状態を取り戻すこと、全開でプレーできるようにすることが大事」

そして、レギュラーシーズンの順位については「もし自分が100%の状態に近づけないのなら、(レギュラーシーズンでの)順位は関係ない」と主張した。

レイカーズは、次戦からナゲッツ、クリッパーズ、ブレイザーズ、サンズとの対戦が続く。レブロンが「何位でも関係ない」と言っても、できることならプレーイントーナメント枠だけは回避したいところ。ここにきて王者が今シーズン最大の試練を迎えようとしている。