ケビン・ポーターJr.

チームはバックスに勝利し連敗脱出

現地29日、ホームでバックスと対戦したロケッツは、ケビン・ポーターJr.がキャリアハイの50得点11アシストを記録し、143-136で勝利した。

今シーズン途中にキャバリアーズからロケッツにトレードされたポーターJr.は、第4クォーターでの17得点を含め、後半だけで32得点の大活躍でチームの連敗を5でストップした。

ロケッツ史上最年少(20歳)で大台の50得点、そしてNBA史上最年少で50得点10アシスト超えを記録したポーターJr.は試合を通して15本中9本の3ポイントシュートを成功させた。「3本目の3ポイントシュートが決まった瞬間、今日は特別な夜になるのが分かった」と、試合後の会見で答えた。

「アグレッシブにプレーできるかどうかは自分次第だった。大学時代から終盤のオフェンスを任されていたし、そういう気持ちでやった。それに、第4クォーターは自分の時間になると思っていたし、積極的にやらないといけなかった」

ポーターJr.は、フィールドゴール12本中2本に終わった一昨日のティンバーウルブズ戦のプレーを引きずっていたともコメントした。「今日は自分のプレーをしないといけなかった。得点が決まるかどうかは別にして、シュートを打てるタイミングがあったら打たないといけないと思っていた」

指揮官のスティーブン・サイラスも「本当に彼を誇りに思う」と、ポーターJr.を称えた。また、サイラスによれば、ウルブズ戦後のロッカールームで、ポーターJr.は「自分がもっと良いプレーをしないとダメなんだ。やってみせる」とリベンジを誓っていたという。

ヤニス・アデトクンボが速攻の際にケリー・オリニクの足に乗ってしまい、右足を痛めたことで試合開始1分もたたずに負傷退場した。それでも、サイラスヘッドコーチが「今シーズンは明るいニュースがあまりなかった」と語ったように、リーグ最下位のロケッツにとっては大きな1勝に違いない。