ブラッドリー・ビール

5人で51得点とベンチメンバーも躍動

ウィザーズがホームにキャバリアーズを迎えた一戦は最終クォーターに32-17と勝負強さを見せたウィザーズが119-110で勝利し、8連勝を達成した。

6点ビハインドで最終クォーターを迎えたウィザーズは、マシュー・デラベドバにレイアップを決められ早々に3ポゼッション差にされた。それでも、ラッセル・ウェストブルックがテンポを上げ、トランジションからギャリソン・マシューズが3ポイントシュートを射抜き点差を詰めると、残り4分2秒にビールがジャンプショットを沈めて同点に追いついた。

さらにウェストブルックのアシストからダービス・ベルターンズが3ポイントシュートを成功させて逆転すると、ダニエル・ギャフォードがインサイドで合わせてリードをキープ。そして残り44秒、ウェストブルックがに点差を3ポゼッション差に広げるプルアップを決めて勝負を決めた。

ゲームハイの33得点を挙げたビールは最終クォーターに9得点を固めるなど、その勝負強さでチームを勝利に導いた。直近の8試合中7試合で30得点以上と好調を維持しているビールは、エルヴィン・ヘイズに次いでフランチャイズ史上2人目となる通算1万3000得点を超えを果たした。そんな頼れるエースについて、指揮官のスコット・ブルックスは「彼を止めることは不可能」と最大級の賛辞を送った。

また、この試合はベンチメンバーの5人全員が8得点以上を挙げ、合計で51得点を記録。中でもギャフォードは12得点4ブロック4スティールと攻守で活躍したが「今日がベストゲームだったかと言われたらそうではない」と話しつつ、チームの雰囲気の良さを実感している。「今はみんなが楽しみながら戦っていて、チームは仲の良い家族みたいだ。僕はいつもエナジー全開でチームに刺激を与えたいと思ってプレーしている」

八村塁は左膝痛のため4試合連続の欠場となったが、ブルックスヘッドコーチは「次のスパーズ戦で復帰できなければ、水曜日のレイカーズ戦での復帰を希望している」と、復帰時期を示唆した。

これでウィザーズは2001年以来となる8連勝を達成し、プレーイントーナメント出場圏内の10位をガッチリとキープ。次のスパーズ戦に勝利すれば球団タイ記録に並び、レイカーズ戦に勝利できれば、球団の連勝記録を更新することになる。八村の復帰と連勝記録が同じタイミングで訪れることに期待したい。