「リアル」な目標設定、パラリンピック車椅子バスケットボール男子日本代表の挑戦

2016/09/07
日本代表
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写真提供=一般社団法人日本車椅子バスケットボール連盟

過去最高位、6位以上を目指す車椅子バスケ日本代表

AKATSUKI FIVE女子バスケットボール日本代表が見せてくれた世界との激闘の余韻がさめない中、今度は車椅子バスケットボール男子日本代表が世界の強豪と戦う時がやって来た。

まずは車椅子バスケ日本代表の「立ち位置」を整理してみよう。

前回のロンドン大会では出場12カ国中9位。これまでの最高順位は1988年ソウル大会と2008年北京大会の7位で、北京大会の成績にしてもイランが制裁を受けて欠場し、繰り上がっての7位だった。

2014年に行われた世界選手権でも9位。日本代表の位置付けとして、ベスト8から先に進むのは容易ではないことがうかがえる。

そんな状況を受け、及川晋平ヘッドコーチが今回のパラでの目標として掲げたのは「6位以上」だ。「世界の中から取り残されているという現状を堅実に受け止めて、そして足元をすくわれることなくちゃんと着地できる地点を考えた目標設定です」と指揮官はその意図を説明する。

「出場するからにはメダルを狙うべき」と思うファンもいるだろうが、この目標は2012年ロンドン大会後に及川がヘッドコーチに就任した時に決めたもので、4年間変わっていない。

決勝トーナメント進出のカギはオランダ戦とカナダ戦

「予選プールが発表されて考えたのは、オランダとカナダには勝ちたい。ここで2勝して決勝トーナメントには出場したいということ」と及川は言う。決勝トーナメントに進出できなければその時点で6位以上への目標は絶たれてしまう。オランダとカナダには7月の遠征で勝利しているだけに、必ず勝利が求められる。

また、最初に戦うトルコ、スペインを相手に勝利することができればメダル獲得のチャンスが見えてくる。

現在の勢力図は、アメリカとオーストラリアの「2強」状態。予選の最終戦では「2強」の一角であるオーストラリアとの対戦が待っているが、この強豪とは今年7月のイギリス遠征で3度対戦し1勝しており、日本代表のレベルが上がってきている手応えを感じてもいる。

6位以上、そしてメダル獲得へ、厳しい、そして楽しみな挑戦が始まろうとしている。

大会日程は以下の通りだ。

グループリーグ
9月 8日(木)27:45~ vsトルコ
9月 9日(金)27:45~ vsスペイン
9月11日(日)9:00~ vsオランダ
9月12日(月)9:00~ vsカナダ
9月12日(月)25:30~ vsオーストラリア

決勝トーナメント
9月15日(水)準々決勝、11位決定戦
9月16日(木)準決勝、9位決定戦
9月17日(金)決勝・3位決定戦、5位決定戦、7位決定戦
※試合時間は日本時間