ジョエル・エンビード

シクサーズではアイバーソン以来となる3試合連続35得点超え

現地16日、セブンティシクサーズがホームでクリッパーズを106-103で下し、4連勝をマークした。

試合開始から20-3の猛攻で主導権を握ったシクサーズは、シーズンMVP候補のジョエル・エンビードが前半だけで15得点9リバウンドを記録。クリッパーズも、37得点を記録したポール・ジョージを中心にシクサーズを攻め立て、第4クォーターは1ポゼッション差の接戦へと持ち込む。それでもシクサーズは、一度はクリッパーズに逆転を許すも、リードを奪い返して勝利を収めた。東の強豪ネッツに続いてクリッパーズも撃破し、カンファレンス首位を守っている。

36得点14リバウンドで勝利に貢献したエンビードは、シクサーズの選手ではアレン・アイバーソン以来となる3試合連続35得点超えを果たした。試合後の会見で、チームメートのベン・シモンズは、エンビードを「相手チームの選手は、彼を止めようにもどうしたらいいか分からないだろうね。今シーズンのMVPは彼しかあり得ない。それは明確なことだよ」と称えた。

エンビードは、シモンズを「年間最優秀守備選手賞に相応しい」と称え、現在100ポゼッションあたりの平均失点がリーグ2位(106.6)のチームディフェンスについて「ウチとハーフコートでやり合うなら、こちらが圧倒できる」と誇った。

まさにMVP級の活躍を続けているエンビードは、フリースローラインエリア周辺でのプレーを改善するため、トレーナーとともに昨年のシーズンオフから、マーベリックスのレジェンドとして知られるダーク・ノビツキーの映像をよく見ていることを明かした。この日も終始ダブルチームを仕掛けられたが、それを逆手に取ってファウルを誘い、18本中16本のフリースローを成功させている。

進化を続けるエンビード、シモンズを筆頭に、シクサーズの勢いがどこまで続くか注目したい。